バス等のフィシュイーターは 年中餌を追い 始終食べているイメージが強いかと思います(食べ尽くすミタイナ)

しかし決してそんな事はなく 泳ぎ回るベイトを口にするのは 自分のエネルギーを激しく消費させて フィーディングチャレンジに挑む訳で
フィーディングを単独で行う事は少なく 本能からか、成功率を上げる為、群れで挑む事がほとんどです
そして驚く程あきらめも早く、しつこく追い回し、無駄にエネルギーを消費する事もありません

つまり 餌を捕る この行動にはかなりの体力を使い 何回か餌を捕れず、から振りに終わると

暫くは動けない程のダメージを負い 回復までかなりの時間がかかるようです

この傾向はデカいバス程 如実で
デカい体を動かすには それなりのエネルギーを必要とします
一説には、バスが自重を1kg増やすには8kgの餌を要するというデーターもあります


つまり 40オーバーのキロupになる為には…
ワカサギならナンビキ?
オイカワ なら…
エビ なら…

ゴーマルの2kgになる為には…

え~い面倒くせぇ! 手っ取り早く でかい餌食っちゃえ (`o´)

と気づいたバスだけが ゴーマルオーバー となるんじゃないでしょうか

そしてデカい奴は効率よく補食をしたがる為 狙って 大きめの餌を選びたがると…


バスはなるべく楽をして 高カロリーな餌にありつこうと 日々考えている訳なんです


霞ヶ浦系のバスのストマックテスト(胃の内容物検査)では
ベイトの類いは鯉科の稚魚等がわずかに見られる程度で

ほとんどは 甲殻類(手長メイン)、ハゼ、ゴリ 、水生昆虫 等
泳ぎが下手で移動距離の短い生き物を食べていて

それと同じくらいの割合で 空胃で 何も食べていなかったそうです


この結果はリザーバーやハイランドレイク等では ベイト依存のバス等がいる為、又少し違う結果が出ていますが

基本的に移動距離の少ない生き物から食べる という根本的な部分の割合は

どこも同じような 比率になっています


又、新しい湖等で一時爆発的にバスが増え ある時から減少し落ち着く…

この“ある時”とは 泳ぎ下手な生き物をほぼ食べ尽くし 簡単に餌が捕れなくなった時

バスが急速に減り 淘汰される為だと言われています


正に餌を捕るのは命掛けって事なんですね(;_;)