前回は



旦那さんの交友関係で

とても善い方に出会い





新しい扉である

美容の世界へ踏み出して





自分の得意なことや

苦手なことがわかってきたお話





以前働いていた職種とは

まるで違うので




新鮮でしかない!!





1週間ほどの研修を終えて

一緒に入ったスタッフと

やり合いっこしながら




本当に楽しい毎日が

過ぎていく






そしていよいよ

お客さんデビューの時。





新人スタッフキャンペーン!





と題してチラシを作り

通常の半額で

背中やデコルテのトリートメント

をさせていただく





オーナーの人柄で

お客様もとても良い方ばかりで





優しく、詳しく

アドバイスをくれる





なんて恵まれた世界なんだ・・・






と感心しきりだった





スタッフの相方は

わたしより6つ下の

ギャル風の子




両利きで器用、

センスがよく

すぐに体で覚えて

適応できるタイプだった





元々美容に興味があり

ゆくゆくはアイリストに

なりたい!と夢もあった






めきめき上達する彼女の横で

頭が固く、なかなか反映できない私






でも、今まで培ってきた

コミュニケーション能力だけは

自信があった





手技をしながら

お客様の表情や反応をみて

声かけをしたり

力を加減したりした





すると、

気付いてくれる方がどんどん

話してくれるようになり





親しみを持って

私と接してくれた





少しずつ慣れた頃・・・





相方が手荒れがひどく

トリートメントする時に

硬くなった皮膚が





お客様の体を傷つけてしまうかも

しれないから






施術ができない

と言い出した・・・





仕方がないので

しっかり保湿をして

万全になるまで一旦休養

という形を取ることになった





1週間後

『治りません。』






2週間後

『治りません。』






1ヶ月後

『辞めます。』






残念すぎる。

あんなにセンスよく

お仕事できていたのに





オーナーも

『施術はいつか手荒れが治れば

できると思うから、他の分野に

少しずつでもやる気が出ればね。

チラシ作りとかお化粧の方とかね。』と

励ましていたが、





エステができない=やりたいことじゃない





だったようで

あっさりと辞めていった





若いな





その一言に尽きた





その子に対しては

いいも悪いもないのである





ただただ残念だった