訪問理美容のガイドライン作り | 医療と介護の専門美容室 ハミングステーション

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美容師のお仕事と医療にまつわる事、日々の出来事を書いています。      

皆さまごきげんよう。

静岡県磐田市で看護師がやっている美容室ハミングステーションです。




今、訪問理美容のガイドラインを作って下さっている団体様がございます。




私は初めて訪問理美容に行った時、これは危険なお仕事だガーンガーンガーン




とすぐに思いました!




訪問美容ではたどたどしい歩き方、揺れる体、車椅子、障害、認知症、麻痺、病気、寝たきりと、様々なお客様がいらっしゃいます。




理美容師はそれらに配慮しながら安全に施術しなければなりません。




具合の悪くなる前に終了する技術も必要です。




私はバイト先では10分でカット&ブローをする練習を、密かに繰り返していました。




在宅でも様々な工夫をし、お客様の安全に配慮して参りました。




訪問理美容は簡単に見えますが、大変神経も体力も使うお仕事です。




サロンで綺麗なお仕事をされている美容師さんとは、完全に違う専門性のあるお仕事です。




しかし現在国では、理美容師であれば誰でも施術が可能です。




安全も守れない理美容師でも国が許可を出しているのです。




真剣に訪問理美容をしている理美容師は、いかに現場が危険か創意工夫が大事か、医療介護の知識が大事かなどを身を持って体験しています。




カット、カラー、パーマ、顔剃り、メイク、着付け、ハンドマッサージ、ネイル、オイルトリートメントなどを私もやっておりましたが、安全や感染対策などに配慮し、お客様にいかに手早く安楽に施術するかを常に考えてやっておりました。




一般の理美容師さんがホイホイと来てパパパッと出来る技術ではないのです。




経営もそうです。

昔はボランティアだったので、その延長と捉えている世論があるのです。




しかし、そのせいで経営が立ち行かなくなり、廃業に追い込まれた訪問理美容師がなんと多いことか。




全国の訪問理美容師の思いは一つだと思います。




お客様の安心安全安楽な施術を提供しながら、訪問理美容の経営を安定して長くやって行きたい。




私も同じ思いでスクールを運営して参りました。




今回ガイドラインを作って下さっている団体様は非常に熱い思いの皆さまですメラメラメラメラメラメラ




現場の実情に沿ったガイドラインが出来上がる事を、皆さま楽しみにお待ちしていましょうね。






イチョウ只今受講生の募集はしておりません。