修学旅行ってのは、生徒にとっちゃ楽しいイベントかもしれんけど、受け入れる側の旅館やホテルにとっちゃ、今や赤字の原因になっちゃってるって話だ。

特に京都市内の旅館なんて、1人当たり宿泊料金が1施設平均で約2千円の赤字らしい。これ、マジで痛いよね。


物価高ってやつが原因で、人件費や光熱費、食材の値段がどんどん上がっちゃってる。

でも、修学旅行の料金は2~3年前に決められちゃってるから、今の物価に対応できないってわけ。まるで、昔の約束を無理やり守らされるみたいな感じだよな。


京都府旅館ホテル生活衛生同業組合の調査によれば、修学旅行生の1人当たり宿泊料金は9223円。でも、それじゃ足りなくて、収支を維持するには約2千円足りないってさ。

昨年の市内主要ホテルの平均客室単価が1万8199円だってんだから、修学旅行と一般客との価格差がでかすぎる。


ある旅館の専務さんなんか、「企業努力で経費を抑えてるけど、宿泊料金は上げられず、収益はどんどん厳しくなってる」って嘆いてるよ。

自治体ごとに決められた旅費の上限があって、宿泊価格を上げると受注の確率が下がるから、簡単には価格転嫁できないんだってさ。


それに、少子化っていう逆風もある。児童生徒数が減ってるから、全体の収益も減少傾向にある。新型コロナ禍の影響で少人数での部屋割りを希望する学校が増えて、1施設当たりの受け入れ人数が減って売り上げが減少してるんだって。

まさに踏んだり蹴ったりだな。


中京区の旅館こうろなんかは、好調なインバウンド需要を踏まえて一般客の1泊素泊まり価格を1万円から1万2千円に上げた。

でも、外国人従業員は円安で母国への送金が難しくなってるってんで、昨年から給与を月額2万円増やしてる。経営は楽じゃないよな。


この状況を打破するために、旅館こうろの会長さんが文科相に宿泊施設への補助を求める要望書を提出したそうだ。

「インバウンドは単価が高く、経営を考えるとそこにも目を向けないといけないって思いはあるけど、修学旅行をなくすことはあってはいけない。今後も国や自治体に支援を求めていきたい」ってさ。

ってなわけで、修学旅行は楽しいけど、その裏には受け入れる側の苦労があるって話でした。

もうちょっと考えて、みんながハッピーになる方法を見つけてほしいもんだよな