叔父には、

 

今後、相続の問題については、

 

母の具合もあまり良くないので、

 

私に連絡をして欲しいとお願いをしました。すると、

 

「話をつけに来い」

 

と言うので、私一人 車で2時間ほどの叔父と叔母の家に

 

訪問することになりました。

 

ところが数日後、叔母から電話があり、

 

仕事やら、娘の出産準備やらで

 

しばらく来てもらうことが難しくなった

 

と言われ、またこの問題は保留となってしまいました。

 

 

祖母の相続に関しては、

 

父が亡くなって間もない頃に

 

一度だけ弁護士さんに相談をしたことがありました。

 

その頃は、私たちもまだ勉強不足なこともあり、

 

その時アドバイスを受けたことも、

 

結局は父が既に行っていたことを繰り返しただけでした。

 

 

その後、毎日のように家中の書類を引っ張り出して

 

調べていた私は、少しは知識も付き、

 

改めて同じ法律事務所を訪れて

 

より具体的な相談をすることにしました。

 

対応してくれたのは、前回とは異なり、

 

見るからに新人の弁護士さんでした。

 

質問をしても、私が自分で調べた内容と同じ程度しか

 

回答してもらえず、

 

要するに、どんなに長男として家に貢献したことがあっても

 

今の法律では相続人全員の了解が無いとどうすることも

 

できないということでした。

 

 

巷でよく聞く結論にしか至らず、何の成果も得られないまま

 

私は相談料を支払って帰りました。

 

心配していた母にも伝えると

 

父の苦労を一番よく知る母は

 

「お父さんがかわいそう過ぎる」

 

と言って泣きました。