出産のとき-2 | かなごんとモコの喜怒哀楽な生活

かなごんとモコの喜怒哀楽な生活

思いがけない2人目の病気。水無脳症。
生まれるまでの不安や葛藤、無事生まれてきてからの生活などを綴ります。

上にあるライトにぼんやりと手術部位が映っている。




手術ってテレビで見るようなテンポで進むのかと思ったけど、ずっとずっと早かった。



先生達が道具を頼む声も、ガチャガチャという金属音も、ものすごく急いでいる感じでした。



先生達にとってはこれが普通なんだろうなぁ。





近くで、小児科と脳神経外科の先生達が話しているけど、機械の音や被っている帽子に遮られて、よく聞き取れない。





切ったら赤ちゃんってすぐ出てくるのかと思いきや、そんな簡単じゃないらしい。











しばらくすると先生達が器具を置き、

「まだ押すなよ」

「はい、押して」


と言った。



ライトには何かをとりだすような映像が映り、私のお腹が軽くなった。





赤ちゃんが出てきた!

泣く?

無事?




すごくドキドキした。





変なキューキューという音がして、吸引器の音がした後、










「キャーキャー」

という高い大きな声が手術室に響いた。









「泣いたぁ…」



涙がボロボロ出てきた。

ずっと願ってきたことが現実になった。





周りからは
「おめでとうございます」と言われ、


助産師さんには
「泣いてるね、よかったね」
と言われた。





私はひっくひっくなりながら
「ありがとうございます」と何回も言った。









私のお腹の縫合が行われながら、赤ちゃんは小児科の先生のチェックを受けていた。


何か言われているが、よく聞こえないし、私は涙が止まらないし。





小児科の年配の先生が
「赤ちゃん、泣いてるし、よく動いてるよ」
と言って去っていった。




そして、対面は出来ず搬送されると言われていた赤ちゃん。



青いカバーに包まれて、私のところへ。




泣いたことに感動して赤ちゃんの顔を見ると…









ダンナさんにめっちゃ似てる…。


コイツもか!




かなごんも生まれた時、ダンナさんにめちゃくちゃ似てました。今も。





あまりに似ていて、衝撃を受け、一言も喋れず対面が終わりました。





「赤ちゃん、しばらくセンターでお預かりしますね。お母さんも元気になったら来られて下さいね」
と言われたので、
「よろしくお願いします」
と言って、別れました。








しばらく涙が止まりませんでした。
お腹縫ってるのに、ひくひくして、縫いにくかっただろうなぁガーン










私の処置が終わって、手術室を出る時、その場にいたスタッフの方達に
今まで生きてきた中で一番感謝の気持ちをこめて
「ありがとうございました」
と言って出ました。





外ではダンナさんが待っていて、
赤ちゃんが泣いてるところ、動いてるところを見て撮った、と言っていました。

ダンナさん自身も自分に似てると思ったとのこと(笑)






私は麻酔が効きすぎるようで、胸辺りまでかかってしまい、呼吸が苦しかったので、酸素マスクをつけたまま病棟に帰りました。