Hickey超訳・古事記
《下つ巻》




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Hickey超訳・古事記

《下つ巻》

⬇️ もくじ⬇️



大雀命

(オオサザキノミコト)

《仁徳天皇》




~吉備の黒日売~

(きびのくろひめ)


大后(おおきさき=皇后)

石之日売命(イワノヒメノミコト)

どら嫉妬深い女性だったんだがね😨💦

ほんだもんだで他の妃は宮中に入ることも出来せんで

もしそのような事があれば

石之日売命(イワノヒメノミコト)

足をバタバタとさせ嫉妬したんだわ😳

をぃをぃ…子供じゃないんだから…😅💦

ある時…天皇(すめらみこと)吉備(きび)

海部直(あまべのあたい)の娘である黒日売(クロヒメ)

どえりゃあ可愛いって聞き側におく事にしたんだわ‼️

あれ❓嫉妬深い大后いるのに大丈夫なん❓🤔

しかし…

黒日売(クロヒメ)石之日売命(イワヒメノミコト)

嫉妬を恐れて故郷に逃げ帰ってまったんだわ⁉️

やっぱり😨💦

天皇(すめらみこと)は高い楼閣から

黒日売(クロヒメ)の船が出て海に浮かんでいるのを

見て歌を詠んだんだわ‼️


沖方には

小船連(つら)らく

くろざやの

まさづ子我妹(こわぎも)

国へ下らす


《Hickey御歌訳》


沖の方には小船が連なっている

妹のように愛しい

我が妻が故郷に帰っていく


ところが…

この御製(天皇の作る詩文や和歌)を聞いた

石之日売命(イワヒメノミコト)は…

嫉妬して大激怒🔥😤🔥

人を大浦(大阪湾)に行かせ故郷へ帰ろうとする

黒日売(クロヒメ)を船から下ろさせ

陸路を歩いて帰らせたんだわ😨



しかし…

天皇(すめらみこと)黒日売(クロヒメ)を恋しく思い

石之日売命(イワヒメノミコト)を欺いて

『淡道島(あわじしま)が見たなってまったがや!』

そう言ってフ~ラフラ出掛けてまったんだがね⁉️

ほんで淡道島で遠くを見て次の歌を詠んだんだわ‼️


おしてるや

難波(なにわ)の崎よ

(い)で立ちて

我が国見れば

淡島 淤能碁呂島(おのごろじま

檳榔(あぢまき)

島も見ゆ (さけ)つ島見ゆ


《Hickey御歌訳》


照り輝く難波の崎から我が国を見れば

淡島も淤能碁呂島(おのごろじま)も

檳榔(あぢまき)の島も見える

離れた島も見える


こうして天皇(すめらみこと)は瀬戸内海を通り

その島を眺めながら黒日売(クロヒメ)のいる

吉備国へプカプカとむかって行ったんだわ‼️

すると黒日売(クロヒメ)は天皇(すめらみこと)を

山の畑に呼び大御食(おおみけ)を振る舞ったんだ❗️

黒日売(クロヒメ)が熱い汁を煮るために

青菜を摘んどったら天皇(すめらみこと)

青菜を摘んでいる黒日売(クロヒメ)の所に行き

次の歌を詠んだんだわ‼️


山がたに

(ま)ける菘菜(あをな)

吉備人(きびびと)

共に摘めば 楽しくもあるか



《Hickey御歌訳》


山の畑に蒔いた青菜も

吉備の乙女と共に摘めば楽しいことか


天皇(すめらみこと)が難波の都に帰る時に

黒日売(クロヒメ)は次の歌を詠み贈ったんだわ❗️


倭方(やまとへ)

西風吹(にしふ)き上げて

雲離れ

退(そ)き居(を)りとも

我忘れめや



《Hickey御歌訳》


大和の方に西風が吹き上げて

雲が離れていくけれども

例え私たちがその雲のように

離れ離れになろうとも

私は貴方を忘れることはありません


更に続けて次の歌を詠んだんだわ❗️


倭方(やまとへ)

(ゆ)くは誰(た)が夫(つま)

こもりづの

下よ延(は)へつつ 往くは誰が夫


《Hickey御歌訳》


大和の方へ行くのは

どこの誰でしょうか

こっそりと心を通わせて行くのは

どこの誰でしょう





 ~八田若郎女~

(ヤタノワキイラツメ)


その後…

石之日売命(イワヒメノミコト)

豊薬(とよのあかり=御酒宴)を開こうとして

御綱柏(みつながしわ)を採りに

木国(紀伊=和歌山)に出掛けた間に

天皇(すめらみこと)八田若郎女(ヤタノワカイラツメ)

結婚してまったんだわ⁉️😳

仁徳天皇よ…おみゃさんにゃ

どら嫉妬深い大后おるのに大后の留守中に

結婚なんかして大丈夫❓🤔

そして大后の石之日売命(イワヒメノミコト)

御綱柏(みつながしわ)を船いっぱいに積んで

帰ろうとした時に……

自分達の国に帰る途中だった

水取司(もいとりのつかさ)として雇われとった

吉備国の児島の人夫が難波の大渡りに遅れて着いた

倉人女(くらびとめ)の船に出くわし

「天皇は近頃なんだか

  八田若郎女(ヤタノワカイラツメ)結婚をし

  昼夜イチャイチャしとらしいやんけ!

  大后はこの事を聞きいないさかい

  こないに静かに出掛けとるんかいな?」

そう言ってまったんだわ⁉️

すると倉人女は大后の船に追いつき

人夫が言っていた有様を詳しく大后の

石之日売命(イワヒメノミコト)言ってまったんだわ⁉️

それを聞いてまった

大后の石之日売命(イワヒメノミコト)

どら怒ってまって船に積んどった

御綱柏(みつながしわ)をことごとく

海に投げ捨ててまったんだわ😨💦


おそぎゃあ😨💦

やっぱりこういう展開か😅💦


だからその地を御津前(みつのさき)と言うんだわ‼️

大后の石之日売命(イワヒメノミコト)

難波の宮には入らず船で堀江(旧淀川)を遡り抜けて

その川に沿って山代(山城=京都南)まで

のぼり進んでいってまったんだわ⁉️😨


都スルー😱 家出だがね😱


この時に大后の

石之日売命(イワヒメノミコト)歌を詠んだんだわ‼️


つぎねひや

山代河(やましろがわ)

河上り

我が上れば 

河の傍(へ)に 

鳥草樹(さしぶ)

鳥草樹の木 

(し)が下に 

(お)ひ立てる

葉広 斎(ゆ)つ真椿(まつばき) 

其が花の 照り坐(いま)し 

其が葉の 広り坐すは 大君ろかも



《Hickey御歌訳》


山代川を私が遡り私が上がっていくと

川辺に生えている鳥草樹(さしぶ)の木があり

その鳥草樹の木の下に

生えている葉の広い清い真椿がある

その花のように照り輝き

その葉のように女性に

ゆったり心を広げてるのが

大君(天皇)でしょう


そして山代から廻って那良の山之口に着いた時に

次の歌を詠んだんだわ…


つぎねひや 

山代河(やましろがわ)

宮上(みやのぼ)り 

我が上れば 

あをによし

那良を過ぎ

小楯(おだて)

倭を過ぎ 

我が見が欲し国は 

葛城(かづらぎ) 

高宮 我家(わぎへ)のあたり



《Hickey御歌訳》


山代川を高津宮を通り過ぎ遡り

さらにのぼり奈良を過ぎ

大和を過ぎて

私が見たいと思った国は

葛城(かづらぎ)の高宮にある

我が家のあたりです


このように歌って引き返し

しばらく筒木の(つつき=京都府京田市あたり)

韓人(からびと=百済からの渡来者)の

奴理能美(ぬりのみ)の家に泊まったんだわ⁉️

天皇(すめらみこと)は大后が山代から大和に

のぼって行ったことを聞き舎人(とねり)の

鳥山という者を遣わし次の歌を送ったんだわ❗️


山代に 

い及(し)け 鳥山 

い及けい及け

我が愛し妻 い及き遇はむかも



《Hickey御歌訳》


山代に急ぎ追い付け鳥山よ

追い付け追い付け

我が愛しい妻に追い付いて会ってくれ🙏


さらに続いて

丸邇臣(わにおみ)の口子(クチコ)を遣わして

天皇は次の歌を詠んだんだわ‼️


御諸(みもろ)

その高城なる

大猪子(おおゐこ)が原

大猪子が腹にある

肝向(きもむか)

心をだにか

相思(あひおも)はずあらむ


《Hickey御歌訳》


三輪山のその高台に

大きな猪がいる原がある

その大きな猪の腹にある肝

せめて心だけは

思い合っていたいものだ


また次の歌も詠んだんだわ❗️


つぎねふ

山代女(やましろめ)

木鍬(こくは)持ち

打ちし大根

根白の

白腕(しろただむき)  

(ま)かずけばこそ

知らずとも言はめ


《Hickey御歌訳》


山代の女が木の鍬を持ち作った大根!

その大根のような白い腕を枕に

共に寝る事が無かったのなら

知らないとでも言うと良いだろう





Hickey超訳・古事記37話

 おしまい





《Hickeyの古事記解説》


今日はとてもとても嫉妬深い

大后・石之日売命の話だったわけなんだが

実はコレまだ石之日売命の嫉妬話の前半なんだ⁉️


仁徳天皇と

石之日売命の運命や如何に…😅💦




今日の段からもわかるんだけど

天皇の大后や妃になる女性たちにも

それぞれ実家があり家の格式があったり

互いの力関係などもあったりするんだよな‼️

古事記には石之日売命が嫉妬深い女性として

書かれているわけだけど石之日売命というのは

葛城の豪族の出身なんだわな‼️

黒日売は吉備の豪族の出身‼️

どちらも互いに有力豪族の出身だもんだから

豪族間での激しい出世争いが宮中に入った女性達にも

色々と影響し争いがうまれたんだと思うんだ‼️

だから今日の話は実は嫉妬話じゃなくて

有力氏族の権力争いとそれに巻き込まれる形の

入内した女性達の話ってわけなんだよな‼️

これってこの時代だけじゃないんだよな🫵😒

こののちに平城京に宮あった時代も…

更には平安京に都が遷都した時代にも…

これは繰り返されていくわけ‼️

反日放送局NHKの今年の大河ドラマは

『光る君へ』という紫式部の話だろ❓🤔

あの時代だっ今日の段と同じで有力氏族による

権力争いがもの凄いわけだ‼️

って言っても藤原氏同士の喰いあいだけど😨💦

娘を入内させて外戚として権力を握る…

紫式部の時代だと一条帝だから彰子定子か…



古事記でも各章には必ず系譜を語る段があり

妃については絶対に〇〇家の出身だと明記され

御子達は〇〇家の始祖だと明記されている‼️

そのくらい血統家名は尊ばれいるわけだ‼️

そうした尊いものを夫婦別姓を法にして

日本を破壊しようとしている党もあるんだがな🫵😒

全くけしからん話だよ🫵😒

ちなみに古事記は読んでいるだけでも

昔の地形がわかる場面とかがいっぱい出てくる‼️

例えば今日の話だと吉備の児島という島が出てくるが

これは今の児島半島‼️

昔は今より海面が高いため島だった事がわかる‼️


日本って素晴らしい國🇯🇵

日本って美しい國🇯🇵



つづきは

ickey超訳・古事記38で😊👍

みんなで古事記を楽しもう‼️