Hickey超訳・古事記 14





〜もくじ〜

【Hickey超訳•古事記 トリセツ】から
【Hickey超訳•古事記 13】までの話を
まだ御覧になってない方のために
【もくじ】という形でまとめてあります❗️
まず下をクリックして中に入っていただき
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《上つ巻》


〜日向三代〜


~海神宮訪問~

(わたつみのかみのみや)



火遠理命(ホオリノミコト・山)

塩椎神(シオツチノカミ)教え通りに

海をドンブラこっこと進んでいったんだわ⁉️

しばらくすると…シオツチの言った通り

魚の鱗のように屋根を葺いた宮殿

無事にたどり着いたんだわ‼️

ホオリノミコト(山)は井戸の傍らにある

桂の木に登り座って暫くのあいだ待っとったら

綿津見之神(ワタツミノカミ)娘の

豊玉毘売(トヨタマビメ)侍女が現れ

玉器(たまもい)で井戸の水を汲もうとした時に

井戸の水面に人影が映っていたんだわ⁉️😳

どら驚いてまって振りきゃあって見上げてみると

木の上に麗(うるわ)しい男神がおったんだわ⁉️

ホオリノミコト(山)は侍女

『水が欲しいだわ💦 くれんかなも❓』

そう頼んでみたんだわな🙏

そらまぁ〜ずっと船旅だったで喉も乾くわな😅💦

侍女は水を汲み玉器に入れて差し出したんだわ⁉️

しかし…

ホオリノミコト(山)はその水を飲まずに

自分の首飾りの解いて玉を口に含み差し出された

玉器の中に唾と一緒に吐きしてまったんだわ😨

どらマナーの悪い奴だな😒

おみゃさん本当に天孫の御子か😒

すると……

吐き出された玉は玉器の底にくっついてまって

取れんようになってまったんだわ⁉️

侍女は玉がくっついてまって取れせんもんだで

仕方なくそのままトヨタマビメの元へ行き

その玉器を差し出したんだわ😨💦

その玉を見てトヨタマビメ侍女

『門の外に誰かおったんきゃ❓』

そう聞いたもんだで侍女

『井戸の傍の桂の木の上に人がおるんです💦

どらかっこええ男で…

海神様と同じくりゃあか…いや…

それ以上に貴い方かもしれせん…

その方は水が欲しい言うもんだで

水を差し出したら水は飲ませんで

この玉を吐き入れてまって…

その玉が器にくっついてまったで

そのままここに持ってきたんだがね💦』

そう返事をしたんだわ‼️

この話を聞いたトヨタマビメ

侍女話がチンプンカンプンなもんだで不思議に思い

門の所へと向かったんだわ‼️

すると…

そこにいたホオリノミコト(山)を見た

トヨタマビメはたちまち目がハートマーク😍

ありゃま😳 一目惚れしちゃったなこりゃ😳

二人はしばらくソコで見詰め合ったんだわ😍🥰

あっ⁉️邪魔者は消えましょうか❓😅💦

後は若い二人でどうぞ😅💦



トヨタマビメは父の海神

『この宮殿の門の所に

どらええ男がおったんだわ😍』

そう報告したんだわ‼️

それを聞いた海神は自ら門の所へ見に行くと

驚いた様子で

この方は天津日高(あまつひこ)

御子の虚空津日高だがね⁉️』

虚空津日高=そらつひこ=ホオリ)    

そう言ったんだわ⁉️

ホオリノミコト…結構な有名人なんだ😅💦

海神ホオリノミコト(山)を

宮中に案内し急いでアシカの皮の敷物を幾重に敷き

またその上に絹の敷物を幾重にも敷き

その上にホオリノミコト(山)を座らせ

いっぱい品物を載せた台を用意してまって

出会ったばかりのホオリノミコト(山)と

トヨタマビメ結婚させてまうんだわ⁉️

この時代の結婚は個人のつながりよりも

家と家のつながりを重視しとる時代だでよ😒

海神からしたら天孫の御子だからホオリノミコトは

血統的にも貴種中の貴種‼️

そら急いで契りを結ばせたがるわな😅💦

ホオリノミコトの気持ちなんて聞いてせんしな😅

海神からしたら最高権威の血統者の方から

わざわざネギ背負って醤油を自らかぶって

出汁で満たされとる鍋に入りにきとんだでな😅💦

こんな大チャンスそりゃ見逃したりせんわ😅💦

さて…

ホオリノミコト(山)は結婚したあと

三年(みとせ)もの間宮殿で暮らしてまうんだわ⁉️

いや…😅 あのさ…😅 おみゃさんよ…

大事な事を忘れてせんか❓😅💦

おみゃさんは兄貴の釣り針をさがしに来たはず…😅



~火照命の服従~

(ホデリノミコトのふくじゅう)


「ハァ~😩」

海神の宮殿で

三年もすごしてまったホオリノミコト(山)…

なんかデカイため息ついとるがや😒

どうしたんだて?😒 元気あらせんがや?😒

どうやらホオリノミコト…

兄のホデリノミコトから借りた釣り針を海に失くし

ソレを探すためにココへ出掛けてきた事を

やっと思い出したみたいだわ😅💦

ホオリノミコト(山)が嘆いてる姿をみた

トヨタマビメは父の海神に

『三年も住んどるけど今日ほど嘆く事は

一度もあらせんかったのに

今日は息ばっか💦

何かあったかしれんせん💦』

そう言ったんだわ❗️



そこで父の海神はホオリノミコト

『いや…うちの娘がよ…おみゃさんの事を

【三年も住んどるけど今日ほど嘆く事は

一度もあらせんかったのに

今日は息ばっか💦

なんかあったかしれせん💦】

そう言って心配しとんだわ!

元々ここに来た理由なんだったんだて?』

そう聞いたんだわ❗️

いや…あの…三年前に来た時に理由を聞けよな🤣

そう聞かれたもんだで

「かくかくしかじか…😭』

そうホオリノミコト(山)は海神

兄の釣り針の件を話したんだわ😅💦

それを聞いた海神は小さな魚から大きな魚まで

全てを宮殿に呼び集めて

『おみゃさんた〜の中に

釣り針をとったもんおるか❓』

そう尋ねると集まったたちは

『ぎょぎょぎょ!?

この頃タイ君が喉に             

トゲのようなもの刺さって

   ものが食べられないと嘆いとったぎょぎょ!

だからきっとタイ君だぎょぎょ!』

そう言ったんだわ🐟

やっぱり話し方は【さかなクン】なんだな😅💦

さっそく鯛の喉を見てみたら…

確かに釣り針が刺さっとるんだわ😨💦




海神は刺さっとった釣り針を抜いて

洗い清めホオリノミコト(山)差し出して


『この釣り針を婿殿の兄上に返す時に

 【この釣り針は《おぼ鉤(ち)》

《貧鉤》《すす鉤》《うる鉤》】

そう言って後手で渡すとええ!

兄上が高い所に乾いた田を作ったら  

婿殿は低い所に

湿った田を作たったらええんだわ!

もし兄上が低い所に田を作ったなら  

婿殿は高い所に

田を作ったったええんだわ!

そうすれば私は水を支配してるでよ😏

三年の間に必ずや兄上はどら貧乏になるわ!   

もしそれを恨んで兄上が攻めてきたら

塩盈珠(しおみつたま)を出して

溺れさせたったらええんだわ🤣

もしそれで助けを求めてきたら

塩乾珠(しおふるのたま)を出し

悩ませ苦しめたったらええだて!』


そう言い海神ホオリノミコト(山)に

塩盈珠塩乾珠の二つを授けなんだわ‼️

そして全て和邇(わに)を呼び集めて

『今から天津日高(あまつひこ)の御子の

虚空津日高が上つ国に戻るでよ

誰か上つ国まで

何日かかるか分かる奴はおらんか?」

そう問うてみたんだて‼️

それぞれの和邇が身の丈に従い日数を言ったんだわ❗️

すると…

一尋和邇(ひとひろわに)が

『オレなら一日で送って帰ってこれるがや🐊』

そうドヤ顔で答えたんだわ‼️

海神はその一尋和邇

『おみゃさんが送ったりゃあせ‼️

海を渡る時に怖い思いさせてかんぞ‼️』

そう言ってホオリノミコト(山)を

一尋和邇の首に乗せて送り出したったんだわ👋

一尋和邇ホオリノミコト

約束通り一日の内に地上まで送り届けたんだがね🐊

ホオリノミコト(山)は

一尋和邇帰ろうとしとる時に呼び止めて

自分の腰に着けていた紐小刀を解いて一尋和邇

首に結び付けて海へと返したったんだわ🐊

ほんだもんだで一尋和邇

佐比持神(サヒモチノカミ)と呼ばれとるんだわ🐊



さて…

ホオリノミコト(山)は

海神教わった通りに釣り針を

兄のホデリノミコト(海)に

『この釣り針は《おぼ鉤》《すす鉤》

《貧鉤》《うる鉤》…』

そう呟きながら後手で返したんだわ❗️

そして…

その後ホデリノミコト(海)は

徐々に貧しくなってってまうんだわ⁉️

ほんだもんだで更に心が荒んでまって

ホオリノミコトの所部攻めてくんだわ⁉️

ホデリノミコト…ダークサイドに堕ちたか😒

ホオリノミコト(山)は

ホデリノミコト(海)が攻めてくる時は

塩盈珠を出し溺れさせ苦しんで許しを乞えば

塩乾珠を出し救ってやったんだわ🫵🤣




こうやって

ホオリノミコト(山)は

ホデリノミコト(海)を

苦しめ悩ませたったもんだで遂に

ホデリノミコト(海)は土下座して

『私はこれから貴方様の

昼夜の守護人として仕えます🙏』

そう言うんだわ‼️

ほんだもんだでホデリノミコト(海)の

子孫の隼人今に至るまで

その溺れた時の様子を忘れせんようにと

隼人舞(はやとまい)を伝え

天皇に仕えてとんだて‼️




~鵜葦草不合命の誕生~

(ウガヤフキアエズノミコト)



ある日のこと…

海神の娘のトヨタマビメがプラプラと

ホオリノミコト(山)の所へ訪ねてきた⁉️

まさか…まさかだよね😅💦

トヨタマビメ

『私おみゃさんの子を身籠もってまったがね!

生まれてくる御子は天つ神な御子!

ほんだもんだで産む時に

海で産んだらかんなと思って

ここまで尋ねてきたんだがね!』


そう言ったんだわ‼️

まぁ〜女性が男性の所に何の知らせもせんで

急に尋ねて来る時っていうのは…

『できてまったがや!』か『生んでまった!』

このどちらかが多いんだわ😅 知らんけど🤣

さて…

そう言われたもんだで海辺の波打ち際に

鵜の羽を葦に見立てて産屋を作っとったんだわ🏠

だが…

その途中まだ産屋を葺き合えぬ(終えぬ)うちに

トヨタマビメ産気づいてまって…

いよいよ我慢しきれようになってまったもんだで

トヨタマビメは産屋に入るんだわ‼️

さて…子を生もうとする時にトヨタマビメ

ホオリノミコト

『異国の者は子を生む時かならず

自分の国での姿に戻り

子供を生み落とすもんなんだて!

ほんだで私も本来の姿で生むで

お産が終わるまで

私の姿は絶対に見たかんで!

お願いだで絶対に見たかんで!』


ん…このパターン…前にもあった気が…

なんだか嫌な予感がするぞ…😨💦


しかし…

ホオリノミコトトヨタマビメ

何でそんな事を言うか奇妙に思ってまって…

ついついトヨタマビメお産の様子を

チラチラと覗いてまうんだわ😨💦

やっぱりこのパターンか~😨💦

男って生き物は『絶対に覗いたらかん😒』と

そう言われてまうと余計に覗きたくなるんだて😨

『絶対』がつくと余計に覗きたくなるんだて🙏

これは男の性(さが)だで許したってちょ🙏

男て弱くてスケベでダメな生き物なんだで😨💦

さて…

産屋の中でトヨタマビメはなんと…⁉️

八尋和邇(やひろわに)になって

這ってウネウネしとったんだて‼️

そんな姿を見てまったもんだで 

「Nooooooooooo⁈😱」

そうホオリノミコト(山)は驚いてまって

逃げてってまうんだわ😨💦

親のニニギノミコトもイワナガヒメに対して

どら酷い仕打ちをしたが…ホオリノミコトも

たいがいにしとかなかんわ😒

逃げたかんだろ😒 親が親な子も子だがや😒

人格破綻者…いや…神格破綻者😅💦

ってか3年も一緒に暮らしとったんだろ〜😒

気がつかんかったんかホオリノミコトよ😨💦


トヨタマビメ自分の本当の姿を

ホオリノミコト見られてまったと知り

とても恥ずかしく思ってまったもんだで

御子を生み終えると

『私は常に海の道を通って互いの國を

行き来るつもりだった…

ホオリノミコトに本当の姿を

見られてまって恥ずかしい…

もうここにいる事はできせんがや!』

そう言うと…

この国と海の國の境である海坂を塞いでまって

海神の世界へ帰ってまったんだわ⁉️😱

生まれた御子の名は

「渚で鵜の羽の屋根を葺き合えぬ前に生まれた」

この状況を意味する

天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命

(アマツヒコヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)

そういう名前なんだわ‼️




しかし…その後…

トヨタマビメホオリノミコト

どら恨んだものの恋しい思いに耐えきれんで

御子の養育のためのこした妹である

玉依毘売命(タマヨリビメノミコト)に託して

次の御歌を送ったんだわ…


赤玉は 緒(を)さへ光れど 白玉の

君が装(よそひ)し 貴(たふと)くありけり


《Hickeyの御歌訳》


赤い玉(琥珀)は紐さえも赤く光るけど

真白な玉(真珠)のような

あなたの御姿は

もっと貴くていらっしゃいます


これに対してホオリノミコト(山)も

次のような御製を詠んだんだわ…


沖つ鳥 鴨著(かもど)く島に

我が率寝(ゐね)し

妹(いも)は忘れじ 世の悉(ことごと)に


《Hickeyの御製訳》


鴨が飛んでくる島で私が共寝した妻を

私は忘れることはないだろう

私の命が果てるまで


 さてホオリノミコト(山)は

その後…高千穂宮(たかちほのみや)に

五百八十年ノあいだ住んだんだわ⁉️


ホオリノミコト(山)の御陵

高千穂の山の西にあるんだがね😁

そしてウガヤフキアエズ

トヨタマビメの妹で叔母に当たる

タマヨリビメを娶り⁉️

二人の間に生まれた子の名は

五瀬命(イツセノミコト)😁

次に稲氷命(イナヒコノミコト)😁

次に御毛沼命(ミケヌノミコト)😁

次に若御毛沼命(ワカケミケヌノミコト)😁

またの名は

豊御毛沼命(トヨミケヌノミコト)

またの名は

神倭伊波礼毘古命とと言うんだ☝️😁

(カムヤマトイワレビコノミコト)





 ミケヌノミコト

波の穂を伝って常世国に渡り

イナヒコノミコト

母の国である海原の国へ行ってまったんだわ⁉️

カムヤマトイワレビコノミコト

のちの初代天皇の神武天皇になる人☝️😁




Hickey超訳・古事記 《上つ巻》

                




神代の時代から人の時代へと

古事記の舞台が移る《中つ巻》‼️


次回からは

【Hickey超訳・古事記シリーズ】


《中つ巻》