皆さん こんばんは
前回は万葉集について
お話をさせていただきました
その万葉集についてTwitterのフォロワーさん達や
キャスのリスナーさん達から
『万葉集の題の由来って何なの?』
そういった感じの質問メールが何通か
俺のところに着きました
こういう質問がくるって事は
俺のブログを読んでいてくれる人達がいる証拠
だからとても嬉しかったです
さて…
日本最古の和歌集である万葉集の題の由来ですが
万葉集は編纂者がハッキリしていないし
『〇〇って意味を込め題を万葉集にしました』
などといったくだりも書かれていません
新たな発見があれば話は別ですが
『なぜ万葉集という題になったのか‥‥』
これについては現段階では
後世の我々が推測するしかないわけです
一般的に一番よく耳にする説は
【万(よろず)の言の葉を集めたもの】
これになります
この説は古今和歌集の仮名序に
【やまとうたは人のこころを種にして
よろずのことのは とぞなりにける】
こう書かれている事からきているんだよね
でも古今和歌集と万葉集では
時代に隔たりがあるしなぁ〜
それだったら万葉集と同時代の古事記の序文にある
【後葉(のちのよ)に流(つた)へむと思う】
これに着目すべきなんじゃないかなって
俺は思うんだよね
上の古事記の序文の一文を見るとさ
【葉】って字が出てくるでしょ
これは【よ】つまり【世】って意味の言葉に
【葉】って万葉仮名を当てはめているわけさ
これから考えると万葉集っていうのも
【万世まで語り継ぐべき歌集】
こんな意味を込め題ともとれるんだよね
まだまだ万葉集には解読されてない部分が多くて
今でも色々な人達が研究しているんだけどさ
我々も色々と想像しながら万葉集を楽しもうよ
さて…万葉集の話から一転して
今日は赤い頭の皆さんが大嫌いな
日本の大のヒーロー聖徳太子の話です
赤い頭の諸君とか日本が大嫌いな人には
とても退屈な話が続くから覚悟して読みたまえ
『なんで今日は聖徳太子の話なん?』
そう思った人もいると思います いい質問だ
実は今日4月3日は憲法記念日なんです
『は?ついに頭おかしくなったかHickey』
そう思って人は御安心あれ
俺は日本国憲法や大日本帝国憲法の記念日などと
一言も言ってなかろうが
俺が言っている
今日の憲法記念日は十七条憲法の話だから
日本書紀の記録だと
【推古天皇12年(604)4月3日に
厩豐聰爾皇子が憲法十七条を作ったよん】
そう書いてあるんだわな
この厩豐聰爾皇子って書かれている人こそが
國史上に燦然と輝く大ヒーロー聖徳太子
だがその聖徳太子の存在をよく思わない人が
今の世の中にゃたくさんいるようで
『聖徳太子なんか実在人物じゃない』だの
『聖徳太子は実在しないんだから
教科書に載せるんじゃない』だの
ギャースカ騒いでいる人達がいますよね
『聖徳太子は実在人物じゃない』という人は
『十七条憲法は後世の創作だ』とか
『法隆寺は聖徳太子が建てたんじゃない』
『冠位十二階も後世の創作だ』とか
いう人もいるかと思えば
『聖徳太子の墓には遺骨がないから
実在人物じゃない』などと
ドヤ顔でのたまう人もいるんだわな
あのな…墓の中に遺骨がないから実在しないなら
織田信長も実在人物じゃないのかよ
本能寺の変で自害したとされる織田信長は
焼失した本能寺から遺体が発見できなかったため
墓には遺骨・遺体が入ってないんだわ
それと似たようなパターンで墓はあるが
遺骨・遺体が入ってない人なんて
歴史上にゃ山ほどいるってのバーカ
まぁ〜その辺りの話は以前ブログで話たから
下記から入って見てみて⇩
はっきり言います 聖徳太子はいました
って俺は小保方晴子か(笑)
さて…
皆さんは十七条憲法に
どんな事が書かれているか知ってますか
ブッブゥ〜残念でしたか時間切れ
『そんなの知ってるに決まってんじゃん』
そういう人は話が進まなくなるんで
いつものように『知らな〜い』ってな具合に
話を合わせてくださいな(笑)
アメバブログには字数制限があるので
俺は超訳するだけに留めます
だから原文は
下の画像を拡大して読んでみてね
はいはいそう言うと思ってました
読めなかった人は下の画像を拡大して
書き下し文を読んでみて
《 Hickey超訳・十七条憲法 》
一、和を大事にしなさい
世の中にゃ君子や父に逆らったり
人間関係が上手くいかない時もあるわさ
上下の身分に関係なく議論すりゃ
自然とうまくいくもんだぜ
調和をもってすれば不可能なんかない
一、三宝を敬いなさい(三宝=仏・法典・僧)
三宝ってのは人生の最後の最後に
頼れるもんであり世界の真理だ
世の中にゃ悪い奴なんかそうそういねぇ
なんでかっていえば良い教えに従えば
みんな善人になるからだ
しかし三宝を敬わなかったら
誰が悪から救ってくれるんだよ
一、天皇の命令には従いなさい
天皇が天なら臣下は地
天が地を覆い地が天をのせている
それによって四季は巡り
万物には調和がもたらされているんだ
地が天を覆ったら
秩序が乱れ國の調和も乱れちゃうだろ
一、礼儀を大事にしなさい
民を治めるには必ず礼儀が大事
上の者が礼儀を乱せば下の者の秩序が乱れ
下の者が礼儀を乱せば罪を犯す奴が出てくる
礼儀を大事にしていれば秩序は保たれて
國は自ずと治るもんだ
一、賄賂はやめ民衆の訴えにゃ
公明正大な判決をくだしなさい
貧しい人を苦しめるような事を
官人は絶対にしちゃいけないぞ
一、悪しきを懲らしめ善を勧める
こりゃ古くからの良きしきたりだ
善きものは隠さず悪しきものは正す
媚びへつらいや他人を欺く行為ってのは
民を滅ぼす鋭い剣と同じようなもんだ
こういう者は仁徳がなくて
國を乱す元凶になるもんだ
一、人には得て不得手があるもんだ
すべて出来る人なんかいやしないさ
だから賢い者には適切な役職を与えなさい
そうすれば國は上手く治るだろう
一、仕事には朝早く来て夕方遅くに帰りなさい
公務はそんな甘かねぇんだよ
一、嘘のない真の心は善く生きる秘訣です
真の心がない者は
何事においても失敗するもんだ
一、怒りを迎えない
人が自分と違う事をしても怒るな
人の考え方はそれぞれなんだから
自分にとって良い事でも
相手は嫌がる事もあるし
その逆だってあるんだぞ
自分が必ずしも聖人であるわけじゃないんだ
一、功績と過失をしっかり見定めて
それから賞罰を与えなさい
一、民の税を中間搾取しないように
一、部下に仕事を任せる者は
任せる仕事を熟知してなきゃダメだぞ
一、互いに嫉妬心を持つんじゃない
嫉妬心には際限がないからな
自分より優れた者に嫉妬しているうちは
賢者にゃ出会えないぞ
一、私心を捨て公に向き合う事こそが臣下の王道
私心は妬み嫉みを生み國に不和を招き
不正をおこなう者が出てくるぞ
一、民を使役する時は時期を考えてあげなさい
春から秋までは農業があるんだからダメ
冬にしてあげなさい
一、なんでも独断で決めちゃいけません
1人じゃ間違いを犯す事もあるから
物事は必ず議論をして決めなさい
以上が日本最初の成文法である
十七条憲法のHickey超訳です
超訳なんでわかりやすくまとめてるけど
実際の十七条憲法は
もっと細かい事まで書いてあるんだよ
この時代の日本は豪族が
まだまだ力を持ってたんだわな
この十七条憲法は見ての通り
その豪族や役人が守るべき道徳が書かれてて
内容的には仏教や
儒教の影響が強く見られるんだよね
この当時の仏教は宗教っていうより
大陸からきた最新学問みたいなもんだしね
ちなみに原本は残ってなくて
日本書紀に全文が載っているんだよ
先日の元号の話でも触れたけど
日本は支那への朝貢冊封外交から
独立の道を歩み出していて
支那と対等外交が出来る国家づくりを目指し
色々な制度を整えはじめていたんだよね
聖徳太子の制定した
【冠位十二階】や【十七条憲法】も
その一環なわけさ
飛鳥に色々な石の造形物などを作ったり…
大きな仏像を作ったり…
寺院を建てたりしたのも…
支那の真似をしたというよりは
支那と同じ文化の中で
支那より凄い物を作り上げる事によって
『どや!お前らと同じ物くらい
我が国でも作れるんじゃボケ!』
そう支那に対して見せつけるためなのさ
こうして文化力の高さや国力の高さを
周辺諸国に見せつける事は
『日本には敵わないニダ!』とか
『日本もやるアルね!
うかつに手を出せないアルよ!』とか
相手に思わせる事も出来るから
日本を守るための抑止力にもなったわけさ
これが後の新益京(藤原京)や…
平城京につながっていくわけだよね
さて…
今日は十七条憲法の話でした
今宵はここまでに
またね
【お知らせ】
俺が住む三河も
桜が良い感じになってきました
そういうこともあって
明日(4/4)明後日(4/5)の2日間
夕方16時30分くらいから
【ぶらHickey】シリーズとして
キャスで花見配信をしようと企画してます
また4/6(土)朝7時ごろから
【ぶらHickey】シリーズとして
熊本震災復興企画を
また4/7(日)の朝7時ごろからは
ある場所から【ぶらHickey】シリーズを
あるテーマで配信しようと思ってます
お時間が合うようでしたら
皆さん御視聴ヨロシクお願いします