皆さんおねがい こんばんはおねがい

さて…今日のタイトル【黄櫨染御袍】ですが…

何て読むかわかりますかはてなマーク えー

ブッブゥ〜時間切れ残念でしたてへぺろ

この【黄櫨染御袍】というのは

こうろぜんのごほう】と読むんだよおねがい

果たして【黄櫨染御袍】を

正しく読めた人は何人いたんだろうか はてなマーク口笛

正しく読めた人は手をあげて ビックリマーク

1…2…3…あまり多くなさそうですなガーン

ってか俺のブログを

読んでる人数がそんなに多くないかガーン(笑)

読み方がわからなければ当然ながら

黄櫨染御袍】が何なのかもわからんわなえー

まぁ〜全員が知っていたら

今日の俺のブログのネタがなくなっちゃうんで

仮に知っていたとしても可愛くココでは

『黄櫨染御袍ってなぁにわかんな〜いキョロキョロ

そう話を合わせておくようにてへぺろ

話を合わせない人は焼き討ちですえー(笑)

さて…この【黄櫨染御袍】というのは

天皇陛下が重要な祭儀に着用される

束帯装束(そくたいしょうぞく)の

(ほう)事なんだよねウインク


ちなみに【黄櫨染】というのは

上の写真のの色の事で赤味のある黄土色照れ

文様は桐・竹・鳳凰に

麒麟さんが描かれているんだよウインク
(麒麟は後から加わったらしいけどね……)


この【黄櫨染御袍】が天皇の服に定められたのは

弘仁11年(820)2月1日

嵯峨天皇の詔により

黄櫨染衣】を天皇陛下だけが

重要な祭儀の際にのみ着用できる

第一礼装にしたよって

日本紀略に書かれてるんだよウインク

それ以来この【黄櫨染】という色は

天皇陛下だけに許される最も厳格な

絶対禁色と定められてきたんだよ照れ



黄櫨染】は

ウルシ科ハゼの若芽の煎汁に蘇芳を重ね染めし

酢や灰などを用いて染色した色なんだよ口笛

黄櫨染】という色は太陽の光を象徴してて

太陽の光の当たり具合で色が変化するんだよ照れ

凄いよね日本の技術ってさおねがい

『束帯装束って何なの?キョロキョロ

えっはてなマーク  今頃その質問ガーン

でもいい質問だおねがい 話を拡げてくれてありがとうウインク

衣冠束帯(いかんそくたい)って

言葉を聞いた事ないですかはてなマーク ニコニコ

衣冠束帯って言うから1つに思われがちだけど

実は衣冠束帯は別々の装束なんだわな口笛

束帯っていうのは平成時代以降の

天皇皇族であったり

お公家さんなどの正装の事なんだよね〜〜おねがい
(朝廷に仕える貴族や上級官人などの装飾)

束帯は信長だって


秀吉だって


家康だって朝服に参内する時には着てたし

肖像画や木造だって正装のものは

束帯装束だよねおねがい


束帯の各部の名称は下の図を見てねウインク




衣冠っていうのは束帯の略服なんだよねウインク

束帯は宮中での勤務服えー

でも一日中ずっと着てるにゃ辛いでしょガーン

だから略服の衣冠ができたのさウインク

そのため

束帯を【昼(ひ)の装束

衣冠を【宿直(とのい)の装束

なんて言ったりもするよねニコニコ







ちなみに平成時代の束帯装束

下の図を見てもらえばわかるだろうけど

束帯でも文官武官

束帯に違いがあるのがわかるよねウインク

特に文官縫腋の袍といって

袖付け下を縫い合わせた物で

武官はは闕腋の袍といって

袖付け下が縫い合わせてなくて

動きやすくする工夫がされているんだよねウインク




下の絵図は天皇陛下が着ている束帯装束で

各部の名前を書いておくねウインク

1 立纓(りゅうえい)の冠  (a)懸(かけ)
(普通は冠の纓が下に垂れてるんだけど
   天皇陛下の冠の纓は立ってるから立纓

2 単(ひとえ…要は下着だね)

3 黄櫨染御袍

4 下襲の裾
(したがさねのきょ…後ろに引きずってるやつね)

5 笏(しゃく)    6 檜扇(ひおうぎ)

7 帖紙
(たとう…衣冠束帯の時に懐中に忍ばせる和紙)

8 表袴(うえのはかま)
(9の大口の上に履く袴)

9 大口(おおぐち)
(8の中に着る肌袴)

10 挿鞋(そうかい) 
(木製の沓)

11 石帯の上手(せきたいのうわて)

12 石帯
(袍を締めるベルトみたいな物)






さて…先日(3/12)

天皇陛下宮中三殿において

4月末の譲位を歴代の天皇や

神々に告げられる儀式がおけなわれましたねおねがい

その時に天皇陛下が着ておられたのが

黄櫨染御袍】でしたおねがい

これを機会に【黄櫨染御袍】を

皆さん覚えておきましょうねおねがい

ちなみに宮中三殿がわからない人は

俺が新嘗祭の話をキャスで説明した時に

宮中三殿の話をしたから

ココから入って聴いてみて⇩ウインク




さて…今回は【黄櫨染御袍】や

束帯衣冠の話をしましたウインク

俺は体験着付けで束帯衣冠

朝服を着たことがありますニコニコ

歴史を振り返る時に我々は

現代からの目線で

過去を振り返ってしまいがちですが

その時代に時代に文化や風習などがありますウインク

例えば今回の話にあった束帯衣冠ですが

平成時代にできた文化でしたよねウインク

それまでのいわゆるひとつの奈良時代は

朝服という支那の影響を受けた服が

朝廷での正装でした…




それが何故に束帯衣冠に変わっていったのか…

これは朝服束帯衣冠を体験着付けで

着た俺には理由がわかりますウインク

都は大和の国から山城の国へ…

つまり奈良から京都に遷都しましたよねウインク

奈良も蒸し蒸しする地域ですが

京都の蒸し暑さは比較になりませんガーン

少しでも涼しくしながら

正装するにゃどうしたらいいのを

当時の人々は考えたはずなんですニコニコ

その結果として袖口は大きく開き

裾の幅を拡げて風を通しやすくして

奈良時代の朝服より身の回りにもゆとりをもたせ

とにかく通気性の良さを求めた結果が

束帯衣冠になっていったんだと思いますおねがい

こうして当時の物を着てみたからこそ

理解できる事もあるんだよねおねがい

だから我々は可能な限り衣食住などで

昔を体験して過去を振り返るべきだと思いますニコニコ

そうすればわかる事も増えてくるおねがい

衣冠束帯に限らず甲冑など

今は色々な地域で着る体験イベントがありますウインク

皆さんも是非とも体験してみてくださいねニコニコ

国史は学校の反日変態バカ教師の授業のせいで

難しくつまらないと思い込まされしまい

『歴史は苦手ガーンつまんな〜いガーン

そう思っている人も多いはずえー

だけどね視線を変えてみたら

歴史ってもの凄く面白いんだよウインク

自分の身近にある衣食住から

歴史に興味を持っみてくださいねウインク照れ

そういう事を伝えたくて今回は

黄櫨染御袍】や束帯や衣冠の話をしましたおねがい

さて…

今宵はここまでにいたしとうこざりまするウインク

また次回ウインク



【お知らせ】

明日(3/30)明後日(3/31)の朝7時頃から

【ぶらHickey 】シリーズで

皆さんと桜を楽しもうをテーマに

花見配信するかもしれませんウインク

なぜ【〜しれません】なのかというと

現地に行ってみないと

桜の開花状況がわからないからですガーン

なんと無謀で無責任な企画ガーン(笑)

もし配信するようなら御視聴くださいねウインク