ジェジュンが井上陽水に歌唱力を褒められる、女声曲もなるべくキーを下げない
韓国出身の人気アーティストのジェジュンが、2019年5月26日のNHK BSプレミアム「The Covers」に出演し、スタジオトークと3曲の歌唱披露をした。
スタジオトークに、ジェジュンは黒っぽい生地にカラフルな模様の薄手のジャケットで登場した。後でこれは3曲目のステージ衣装と判明したが、フランス系の有名ブランドっぽい感じだった。
ジェジュンがこの番組に出演したのは2回目だったが、MCのリリー・フランキーが前回のジェジュンの歌を聴いた大御所ミュージシャンの井上陽水が、ジェジュンの歌唱力を褒めていたことを明かした。
「この番組を観た井上陽水さん、レジェンドの日本のミュージシャンから『彼(ジェジュン)の歌は素晴らしい』とメールが来ました。なかなか男性を褒める人じゃないんですけど」 井上陽水ほどの大御所から褒められるとは、さすがジェジュンだ。
この日ジェジュンは3回ステージ・パフォーマンスを、それぞれ違った衣装で行った。曲はDREAMS COME TRUEの「未来予想図II」(1989年)、玉置浩二の「メロディー」(1996年)、2019年4月発売のジェジュンの日本1stソロアルバム「Flawless Love」収録の「君だけになる前に」、の3曲だった。
相変わらず、情感豊かで声量があり、素晴らしい歌唱力だった。ライブと同じJJ BANDのメンバーが3曲ともバッキング演奏し、ダンスナンバーの「君だけになる前に」はダンサーも加わった。
地方ではスナックに行く
日本ソロデビューからほぼ1年が経過したが、ジェジュンは「あっという間ですね。まだいろんなものが不思議で新鮮で新しくて」「友達はあんまりできていないですよ。プライベートで食事ぐらい1回しないといけないのかと」と語った。
ライブツアーで地方に行く機会が多いということで、ジェジュンは意外にも「スナックとかよく行ってます」と明かした。
「ネットで調べて電話して」「1人3,000円超えると行かないんです」「スナックのママの歳がちょっと気になってて、60以上じゃないとママじゃない気がして」
ジェジュンには姉が8人いるが、「一番上のお姉さんが53歳なので、少なくとも55歳以上でないと、ママには見えない。焼酎の水割りとかハイボールを作ってもらっても、年配の方のほうが濃い」
女声原曲であってもなるべくキーを下げたくない
DREAMS COME TRUE「未来予想図 II」を選曲したきっかけについて、ジェジュンは「スタッフさんの1人が、『この曲歌って欲しいな』って。結構昔の曲なのに、今発表されてもたぶんブレイクする曲なんじゃないかなと思うくらい、すごく良くて」と語った。
この曲を習得するために、ジェジュンは「ドリカムさんのライブ映像を40回くらいリピートして」「ちゃんとした歌詞の表現にしよう、と思いながら歌いました」と話し、「めっちゃプレッシャーだったんです」という中で懸命に努力したことを示唆した。
歌詞に出てくる"ブレーキランプ5回で愛してる"を意味する、に相当するジェジュンの愛してるサインがあるかと問われ、ジェジュンは「運転しながら、(片手を伸ばして)自然に手をつないで」「信号で急に車を停める時に、危ないって(片手で)ガードして」という例を挙げた。
実際にジェジュンが熱唱すると、やはりとても上手で、特にサビに向って上って行く部分からサビにかけての高音の盛り上げ方や表現力が素晴らしかった。吉田美和よりも感傷的に聴こえた。
リリー・フランキーは後で「ジェジュン・バージョンは、哀愁がありますね」との感想を述べた。
ジェジュンは「原キーのまま歌おうとしていたんです。難しくて、キーを2つぐらい下げて歌ったんですけど。普段女性アーティストの歌を歌う時には、キーをあんまり下げないんですよ。下げちゃうと、全く違う曲になるような気がしてて。難しくても、高いキーのまま歌ったほうが、ちゃんと曲のメッセージが伝わるんじゃないか、と思ったんです」
音域が広く、高音がキレイに出るから、女性キーの曲も、あまりキーを下げなくても上手に歌えている。
家族やファンから力をもらう
次にジェジュンは、玉置浩二の「メロディー」を、椅子に座って歌った。やはり、高音の熱唱が絶品だった。この曲はマネージャーの勧めで選曲したそうだ。ジェジュンは「いつかライブで1回くらい歌ってみたいですね」と話していた。
最後は新曲ダンスナンバーの「君だけになる前に(アルバム「Flawless Lov」収録)のテレビ初披露で、男女のダンサーたちと一緒にステージ・パフォーマンスした。
この曲は番組MCのリリー・フランキー主演のテレビ朝日系ドラマスペシャル「離婚なふたり」の、メインテーマ曲だった。もちろん、リリー・フランキーがMCだから、ジェジュンはこの曲を選曲したのだろう。
ジェジュンは心に残るドラマとして「トライアングル」を挙げ、「ちょっと似てるんじゃない?」と、自分の人生と重なる部分を感じていた。
「波が激しい人生を生きながら、この中で一番大切なものって何だろうと探し続けて、そこで家族とかファンのみなさんからもらった力って、すごいんだなって、ちょっと歳をとってから気づいたんですよ」
ジェジュンは「今日電話しよ、親に。婚やは両親に電話しましょう」と締めくくった。