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BTSの「Mステ」出演が前日になって急きょ見送り決定
韓国の世界的大人気ヒップホップ・アイドルグループBTS(防弾少年団)の2018年11月9日(金)のテレビ朝日系「ミュージックステーション」生放送の出演が、前日の11月8日の夜に急きょ見送りとなった。前日になって番組側から出演見送りを決定するのは異例中の異例だ。
問題は、1人のメンバーが原爆を肯定するかのようなデザインのTシャツを着ていた件の一点だけだった。きちんと説明できていれば、出演は可能だったのだろうと思うと残念だ。
海外のアーティストを呼ぶわけだから、ビザなどの問題もあるだろうし、出演は何カ月も前から内定していたはずだ。
当該メンバーは2017年のワールドツアー中(つまり海外旅行中)の3月にブラジルとアメリカで各1回ずつ、ファンからプレゼントされたそのTシャツを着ていたことが写真で確認されているが、そのファンが謝罪し、それ以来着用はない。
ところが、今年の10月後半になって、ネトウヨ(ネットにおける右翼)が、このTシャツの件を蒸し返し、日韓外交が緊張する中で、大々的にBTS非難キャンペーンを仕掛けてしまった。
テレ朝のMステ担当者は、日本での彼らの活動を仕切っているユニバーサル ミュージック ジャパンと、ぎりぎりまで協議を続けた。
BTSのメンバーたちが8日の午後7時半にソウル・金浦空港を出発する大韓航空便に搭乗するために空港に向かう直前に、テレ朝側から出演見送りを決めたようだ。既に、ソウル・金浦空港には見送りのファンたちが、東京・羽田空港には出迎えのファンたちが待ち構えていたが、BTSが現れることはなかった。
筆者個人的には、当該メンバーは、軽率にもファンからもらった問題のTシャツを着て写真を撮られてしまった時点では、あまり深くものごとを考えていない若者で、自分たちのグループが近い将来世界的大スターになって絶大な影響力を及ぼし、自分が出演予定の日本で大問題になるということなど、想像もつかなかったのだろうと思う。
テレ朝もユニバーサル ミュージック ジャパンも、何とかしてBTS出演を実現させようとぎりぎりまで尽力した。そこはファンとして感謝したい。
日本の人たちに向けて釈明し謝罪する選択肢もあったと思われるが、それをやるとそのメンバーは今度は韓国国内で非難を浴びることになりかねない。
あるいは、彼はちゃんとテレ朝や視聴者が受け入れられる言葉を述べたにもかかわらず、テレ朝の上層部から、万一日韓関係をこじらせる要因になってしまうと困るとの政治的配慮で、今回は出演を見送るように指示があったのかもしれない。主要メディアの多くは、今のところこの件について概ね沈黙している。
これまで筆者も含め、日本のBTSファンたちは彼らの世界での大躍進を心から喜んできた。だが、最近になって、これまでBTSを全く知らなかった人たちが一斉にネットで非難し始め、時には罵詈雑言を書き込んでいるのに、ファンは相当傷つき、辛い思いをしてきた。
これがカントリーリスクの一つである韓国リスクなのだ、とよく分かった。どんなに歌唱力、ダンス、楽曲が素晴らしく、魅力あるアーティストであっても、突然思いもよらない政治的要因が噴出して、猛烈な逆風が吹き始める。
BTSは優れたアーティストだが人生経験に乏しい若者、事務所の責任は重大
筆者としては、BTSの楽曲、歌唱力、ダンスの魅力に変わりはなく、彼らのアーティスト活動を応援していきたいとは思う。元々BTSは日本の地上波テレビに出ることは滅多になかったから、今後も出なくても日本のファンにとっての利便性が損なわれるわけではない。
ただ、昨今の騒動が日本のファンを傷つけ、騒ぎもここまで大きくなった以上、このままBTS側、あるいは所属事務所のBig Hit Entertainmentから日本のファンに何の説明もないままでいいのだろうか、という気はする。納得できないファンは脱落するだろうし、ファンを続ける者も韓国リスクを意識せざるをえない。
今回の一連の問題は、本国の所属事務所のBig Hit Entertainmentが早めにきちんと説明し、対策を講じていれば、こんな大騒ぎになる前に落としどころを見つけることができたかもしれないのに、と残念に思う。
というか、BTSは人生経験も不足している若い男の子たちのグループだからこそ、所属事務所の責任は大きいと思う。ネットで全て世界中に情報が広まってしまう世の中になってしまったから、昔のように、国内向けと海外向けの二枚舌は成り立たない。日本でビジネスをやりたいなら、日本ではこうしないと信頼を得られないとか、ちゃんと最初からしっかり研究して対策をとっておくべきだった。
BTSは超有名グループになって韓国で政治利用されやすくなり、遅きに失した感もある。それでも、日本のファンのためにも、今からでも信頼回復のための対応をとってもらいたいと思う。優れたアーティストであるBTSが日本で切り捨てられるのは忍びない。
番組側はTシャツの件を問題視し、総合的判断で出演見送り
11月8日の夜の9時台後半になって、「ミュージックステーション」の番組公式サイトおよび公式Twitterで「出演者変更のお知らせ」が告知された。公式サイトには以下の文言が掲載された。
「出演者変更について
11月2日に予告しましたBTSの11月9日放送回でのご出演を今回は見送らせて頂くことになりました。
以前にメンバーが着用されていたTシャツのデザインが波紋を呼んでいると一部で報道されており、番組としてその着用の意図をお尋ねするなど、所属レコード会社と協議を進めてまいりましたが、当社として総合的に判断した結果、残念ながら今回はご出演を見送ることとなりました。
ご出演を楽しみにされていた視聴者の皆様に深くお詫び申し上げます」
所属レコード会社といっても、テレ朝と直接話したであろう日本でのレーベルのユニバーサル ミュージック ジャパンがTシャツ着用の真意を知る由もないだろう。本国の所属事務所のBig Hit Entertainmentから十分な回答を得られなかったのか、あるいは回答があったがテレ朝が納得できる内容でなかったのかは、明らかにされていない。
筆者が推測するに、テレ朝としては、BTS出演にクレームを入れてくる一般視聴者に納得してもらえるような釈明や謝罪を得て、環境を好転させた上で出演してもらいたかったのではないか。
だが、当該Tシャツを着たメンバーあるいはBTSあるいは所属事務所としては、日本での釈明や謝罪が韓国で大々的に報じられて新たな非難や騒動につながることを恐れて、踏み切れなかったのではないだろうか。
ただ、翌朝の日本の主要メディアの多くがこの話題で沈黙しているのを見ると、当該メンバーがちゃんとテレ朝や視聴者が受け入れられる言葉を述べたにもかかわらず、テレ朝の上層部から、万一日韓関係をこじらせる要因になってしまうと困るとの政治的配慮で、今回は出演を見送るように指示があったのではないかという気もしてきた。
BTSの日本の公式サイトは出演見送りの理由に触れず、責任は本国の事務所にある
一方、BTSの日本の公式サイト(オフィシャル・ファンクラブ・サイト)では、「ミュージックステーション出演に関するご案内」とのタイトルで、以下の告知があった。
「11月9日(金)放送のテレビ朝日「ミュージックステーション」に出演予定でしたが、出演を見送ることとなりました。
楽しみにしていただいたファンの皆様には残念な結果となり、お詫び申し上げます。
BTSは今後も、よりいい音楽とステージでファンの皆様とお会いできるよう努めて参ります」
つい3日前には、日本のファンクラブ会員を対象に、Mステ観覧抽選の申し込みを開始し、この日の午後に当選者が判明していた。
日本のオフィシャル・ファンクラブのスタッフは(ユニバーサル ミュージック ジャパン関係の?)事務要員だから、重大な声明を出せる立場にはないのだろう。
今回の一連の問題は、本国の所属事務所のBig Hit Entertainmentが早めにきちんと説明し、対策を講じていれば、こんな大騒ぎになる前に落としどころを見つけることができたかもしれないのに、と残念に思う。
というか、BTSは人生経験も不足している未熟な若い男の子たちのグループだからこそ、所属事務所の責任は大きいと思う。ネットで全て世界中に情報が広まってしまう世の中になってしまったから、昔のように、国内向けと海外向けの二枚舌対応は成り立たない。日本でビジネスをやりたいなら、日本ではこうしないと信頼を得られないとか、これをしてはダメだとか、ちゃんと最初からしっかり研究して対策をとっておくべきだった。
日本のファンのためにも、今からでも信頼回復のための対応をとってもらいたいと思う。