60年代チョコ | TAKのブログ

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主として60・70年代のサブカルチャー備忘録、いけばななど…

 昨日ロバのパンについて、ついつい力を入れて書いたのだが、意外なことに何名かの方が「森永ハイクラウン」に反応してくださった。昭和30年代後半は、ロバのパンでも記したように、高度成長前期にあって、少しづつ贅沢品が市場に出始めた頃で、チョコレートは日常生活の中での、ささやかな「豊かさ」を感じるアイテムであった。
 以下昭和30年代後半から40年代前半に発売されたチョコレートで、当時のCMがYOU TUBEに上がっているもの2点を取り上げる。この頃のCMはなかなか見つからなかった。なおマーブルチョコレートはこの前の時代の発売なので、CMがアップされているが、オミットしました。

【明治製菓アルファチョコレート】
 森永の高級チョコレートが「ハイクラウン」なら、明治の対抗馬は「アルファ」です。ハイクラウンの発売は昭和39年、アルファは41年で、加賀まりこがCM出演。生意気で小悪魔らしかったが、子供にはその魅力がさっぱり分からなかった。リンクのCMを観て下され。キュートな小悪魔がそこにいる。その世代のど真ん中に生まれて来無かったことについて、何だか残念な気持ちになってしまった…
TAKのブログ-アルファチョコ
 ハイクラウンのターゲットは大人。そのため外国たばこの箱を意識したデザインが採用されたようだ。一方、このアルファは、どうやら女性がターゲットだったようで、パッケージが「フェミニン」を指向したようだ。70年代以降、通常の店頭ではほとんど流通してなかったが、パチンコの景品として最近まであったそうな。

加賀まりこ出演CM ⇦リンク
※2014年11月3日 ようつべの動画が削除されているため、それを消去し、ニコ動のアドレスを新たに貼付しました。

【森永エールチョコレート】
 ♪大きいことはいいことだ~♬と、山本直純センセが気球に乗ってタクトを振る。センセは昭和42年当時よくテレビに出演されていた。後に「オーケストラがやってくる」などの番組で、高尚なクラッシック音楽を茶の間に判り易く教えてくれた。
 しかしその風貌や話しぶりから、テレビの世界では、どうにも「奇人・変人」の扱いを受けているであろうことを、子供ながらに直感したものだ。
 「大きいことはいいことだ」とは、それまでの板チョコは横2列だったのが、このエールチョコレートは3列としたからだ。だが、子供ながらに、ちょっと大きくなっても、ひと山がちっちゃなってるやん…と思いながらも、そのお得感に魅せられ、よく買って食べたものだ。
 後年、交通違反でトラブルがあり、おかしな主張をしているなどとワイドショーで叩かれ、めっきりテレビに出なくなってしまった。センセは2002年に亡くなっている。

▽山本直純出演CM

(これも削除されていました。で、新たに貼付―2014年11月3日)

【子供が食べてはいけないチョコ】
TAKのブログ-バッカスチョコ←でも、食べてたもんね~おいしいからさ~

         これもご法度↓TAKのブログ-ウィスキーボンボン




 ※そして今の酒飲みTAKの土台が形成されたわけ。




【全く関係ありませんが…】
 『巨人の星』オーロラ三人娘の「クールな恋」をどうぞ。これは、そう、『ゴー・ゴー』ですね。ところで三人娘、歌、こんなにヘタやったっけ?


※これも削除されていました。以前とは違う動画ですが、まぁええか…ということで貼付しました。