坂本城は1571年に信長による山門(延暦寺)焼き討ちの後、比叡山の抑えとして明智光秀により東南寺川河口に築かれた水城でした。

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↑↓坂本城址公園には、光秀像。
敷地内は狭いですが、光秀の無念…みたいな石碑もあります。あと、釣り人がたくさんいます。
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「近江を制するものは天下を制す」と言われた戦国時代。信長を討った後、光秀は近江の統制に努めました。秀吉は西国大名の取り込みに力を入れていたこともあり、光秀と秀吉の戦いは秀吉方が優勢となります。
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光秀は文化人との交流も盛んで、茶や連歌にも精通し、鉄砲の名手といわれた武人。それが、山崎の戦いで農兵ごときに首を捕られたと伝えられています。その農兵はのちに秀吉により、打ち首にされています。
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↑焼き討ちした比叡山へ。坂本ケーブルで登ると琵琶湖と坂本の町?が見えます。
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↑今は紅葉の時期。
信長に敵対していたこともあり、山門焼き討ちとなりましたが、信長の頃の比叡山の僧たちは「お勤めもせず、女を侍らせ、魚肉を食し、金を無心し、やりたい放題」だったようで、比叡山焼き討ちに対して、肯定的な評価もあるようです。
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ケーブルカーに乗るからと甘く見てましたが、ケーブルカー乗り場までは、前傾姿勢になるくらいの急な坂道を登りました。
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↑文殊楼。焼き討ちの後、秀吉や家康らにより再興された延暦寺。1668年にも火事により消失しましたが、すぐに再建されたものが今の文殊楼だそうです。中にも入れます。
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↑根本中堂も平成のお直し中。
坂本周辺に住んでいた僧たち、住民は山を降り日吉大社へ逃げ込みますが、日吉大社もまた焼かれています。
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↑坂本ケーブルは日本一長いケーブルカー。途中にトンネルもあります。祝日だからか、昼前から参詣者が増えて来ました。
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坂本ケーブル駅を降りると、日吉東照宮への案内があります。
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なだらかな山道を案内されるまま進みます。
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↑もうちょっと。案内は『ここまで来たら行ってみよう!日吉東照宮』参道に続く脇道にでます。
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↑東照宮への本来の参道はこちら。
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階段を上がると日吉東照宮が。
日吉東照宮は天海が天海所縁の地に建立した、日光東照宮のモデルとなった権現造の拝殿、そして透き塀があります。
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天海は徳川家に重用されたブレーンとも言われる怪僧。
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大坂の陣後に家康に初めて会したとされながら、関ヶ原の戦いでの絵にも家康陣内に描かれていて、初めて会ったにも関わらず旧知の仲の様に親しそうに話していたと伝えられています。
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↑虎さんと豹さんかな?
光秀の家老、斉藤利三は本能寺の変で光秀とともに信長を討ったとされ、山崎の戦いで秀吉に敗れた後、磔にされ、その娘 福(後の春日局)は裏切り者の娘として各地を転々とする少女時代を送ります。
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↑東照宮の参道を降りていくとすぐの場所に、慈眼堂があります。
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↑慈眼堂 天海の霊廟です。天海没後に家光により建立されています。
春日局と天海が江戸でお会いした際にも、もちろん初見であったにも関わらず、「お久しぶりです」と言葉を交わしていたらしい。そんな訳で、天海=光秀と考えられたりしています。
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↑供養塔が並んでます。
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↑左側が天海の供養塔。
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丸い一重のお屋根のついてるのは桓武天皇の供養塔。その2つ隣の何重ものお屋根付きが、東照大権現の供養塔。