あけましておめでとうございます(笑)
本年一発目のブログです。
今年のブログも毒々しく
スタートしていきます(爆)
(どうでもいいけどカッコ爆って古くね?)

さて最近の事なんですが
若手の子と喋ってまして
プロマジシャンにはどうやってなるのか?
みたいな話になりまして。

成るまでどのような過程を取るかは
それぞれのスタイルや生き様
生活環境に左右されるでしょう。
成るまではそんなに難しくない
それがマジシャンです。

余談ですが
(プロ)マジシャンかどうかを論じるなら
○○という条件を以てプロと呼び
そうで無ければどのような場合に於いても
プロとは呼ばない
という定義が必要です。
例えば
医師
ならば
国家の発行した医師免許を持つ者
という具合にです。

プロマジシャンの定義は曖昧で
否定するのが難しいのです。
否定できなければ
それはもうプロマジシャンと
肯定せざるを得ません。

本人が「俺はマジシャンだ」と言えば
もうそれはマジシャンなのです。
それを否定しても
否定した人間にとってマジシャンではない
だけで
マジシャンではない
というわけではないのです。

閑話休題

裏を返せば本人がどれだけ
俺はマジシャンだ
と思い続けられるかどうかなのです。

あ、俺のマジックは趣味(特技)だな
と思ってしまったら
マジシャンでは無くなります。

今回はこの
マジシャンだと思い続けていられる
にはどうしたら良いか?
を考察したいと思います。

プロマジシャンと名乗り活動している人は
ある二律背反のバランスを
とっていることが多いです。

それは
強情

柔軟性
です。

堅すぎず柔らかすぎず
ではなく
堅くて柔らかい
です。

抽象的ですね。
掘り進めます。

プロマジシャンの殆どは
自分は何に特化したマジシャンか
を理解しています。
(以前にも話しましたが
何でもバランスよく平均的にできる事
特化したマジシャンも居ます)

それはテクニックだけではなく
喋りが上手いや顔が良い
営業でイベンター様に好かれるのが上手
などマジック以外の場合もあります。
かわいい女の子がパンツ見えそうな
格好でマジックやってたとしても
それで需要があれば
それはそれでプロなのだと思います。

ただ自分が
あれ?誰も私のマジック見てなくね?
パンツしか興味なくね?
と思ってしまい
これじゃプロマジシャンじゃなくて
プロパンチラストだね
とプロマジシャンであることを
自分が否定してしまったら
そこでプロマジシャンの終わりが来ます。

もう一度言いますが
裏を返せば
思わなければプロマジシャンのままで
いられます。

例え自分の特化している部分が
マジック以外の部分でも
それが活動を支える原動力なら
頑なに研ぎ澄ますべきです。

ですが特化している部分が
いつでも需要とシンクロするかというと
そうでは無いと思います。

特化している部分を研ぎ澄ますのは
強情さの部分です。
需要に応えるのが
柔らかさ部分です。

例えば自分がカードマジックに
特化しているマジシャンだとします。
そこにコインマジックを希望する
クライアント様が来られたとします。
クライアント様に迎合して
コインマジック主体のルーチンを組むのは
柔らかに偏り過ぎです。
かといって「俺はカードマジックの
マジシャンなんでコインマジックは
やりません」と突っ撥ねてしまえば
逆に堅さが過ぎます。

コインマジックを求めている
クライアント様に対し、
自分はカードマジックが特化していると
分からせつつも
クライアント様の要求を叶える、
ないしは叶えたかのように
クライアント様に納得の気持ちを
抱かせる事ができるか?
それがプロだと思います。

先のパンツの話を例に取れば、
パンツに興味の無いクライアント様に
出会った時にどのような対処ができるか?
パンチラに興味のあるクライアント様しか
相手にできませんでは
限界もすぐに来ると思います。

プロは自分の特化した部分は
頑なに研ぎ澄ませつつも、
それだけに固執しない人が
多いのだとと思います。