新入生が入り、3日目になる。

色々戸惑ってるみんなを見て1年前を懐かしく思う。

ここは、色々やばいからなあ。

メンタルを強くしなきゃいけない場所。



私は佐江ちゃんに出会い、いっぱい優しくしてもらえて素敵な人に出会えた場所だった。

はじめて、女性を好きになった。



みんなにも何か楽しみを見つけてほしい。


ご飯を食べてると、佐江ちゃんのそばに研究生組の新入生が集まってきた。

「宮澤さん、お疲れ様です。この間のこの雑誌見ました。」


「あっ、ありがとう」

新入生の中で、佐江ちゃんかっこいいってなっているらしい。


「佐江ちゃん、相変わらずモテるね」

「そんなことないよ」


やや嫉妬した私の顔見て不安に思ったのか、

佐江ちゃんは私をギューってしてくれた。

「由紀だけだよ」

「うん」



今日は、みんなと大浴場の日だから

新入生の子達とも一緒に入るんだけど

まだ慣れなくてね。

恥ずかしそうにしてる。


この学園、脱がされるから自然に慣れちゃうよ笑

優子先輩は、タオルを巻いて恥ずかしがる後輩たちのタオルをわざと抜く。


「優子先輩やめてください」

「そんな恥ずかしがることないよ」


「スタイルいいね」

気に入ったコにお触りに行く優子先輩。

佐江ちゃんが可哀想だから止めに行ってた。

「優子がごめんね。」


そのあと湯船に入る。

佐江ちゃんと入っていたら、グラビアで一緒だった明日香ちゃんが隣にきて。


「宮澤さんと柏木さんどっかから告白したんですか?」

「佐江だよ」

「すぐに付きあったんですか?」

「私が1回振ったよ」


「そうなんですね。」

「明日香ちゃんって何歳だっけ?」

「今18です。もうすぐ19になります」

「佐江より歳上なんだ」


「2人は先輩なんで」

「なんかごめんね」

すると優子先輩やってきて。

「明日香ちゃんもにゃんにゃん並みにおっぱいでかいから、グラビア売れるよね」って。

「優子言葉を選べよ」


「ほら立ってみ」

「たしかに大きい」

「柏木さんも結構ありますよね」

「柏木ちゃんは、私とにゃんにゃんでグラビアやったほうがいいって勧めたから。スタイルいいこは初日に勧誘するのよ」


「そうなんですね」


「柏木ちゃんにも必死にアピールしたけど、ヌードモデルやりたかったら言ってね。

いつでも連れて行くから」

「佐江は、由紀にはやらせないって言ったよ」

「明日香ちゃんは?」

「いや、ちょっと断りします」



明日香ちゃん、なんか佐江ちゃんのこと好きそうだなあって思った。

結構佐江ちゃん見てるから。


それは、優子先輩も思ったらしい。

佐江ちゃんに不安になって言っちゃったもん。

「明日香ちゃん、多分佐江ちゃんのこと好きなんじゃないかな」

「そんなわけないよ。佐江と由紀付きあってるって言ってるし。大丈夫だよ」


って言ってるけどさ。

私は不安だ。

「チュっ」

「由紀からしてくれるの珍しいじゃん。」

「ヤキモチだもん」

「佐江は由紀しか見てないから」って安心させる言葉をくれる。

佐江ちゃんモテるから、心配になる。


「佐江は由紀が好きだよ」

「うん」


もう一度キスをして寝た。