不安で押しつぶされそうなとき、
最終的に優君に相談するのが最近の日課。
優君にはいつも言われる。
「俺は、2人が幸せでいてくれないと諦めれなくなる。
陽菜の事は大事だけど、でもやっぱりお前の事が気になってしまう。
だから、由紀には笑顔でいてほしい。
それに、由紀って俺にはよく涙見せてくるけど、
佐江の前であんま泣いたことないだろ?
ずるいよなー。
俺のところ来るときは慰めてほしい時だけだもんね。
佐江が羨ましい。
佐江ってちょっと鈍感なとこあるから、言わなきゃわかんないんだよ。
佐江は相当モテると思う。
だから、由紀が不安なのはわかるけど、毎回不安になってるなら
それを佐江にたくさん不安がっていいと思う。
佐江にわからせなきゃ。
不安なんだって。寂しいんだって。
それができないなら本当のカップルとは俺は
言えないと思う。
そうやって、カップルって永遠といられるもんなんじゃないのかな?
陽菜はね、俺が女の子から声かけられてるの見ると
すぐ聞いてくるよ。誰?とか告白?とか・・・
寂しいんだなってわかるから。
お前は俺に言ってくるんじゃなくて、佐江に言え。
な?」
そう言われて、涙も流してから佐江ちゃんの元へ。
今思ってること全部言った。
プレゼント受け取ってることも、告白を受けに行ってることも
ファンは仕方がないにしろ、あまりにも対応良すぎて寂しいところも・・・
言いたいこと言いまくった。
なんかすっきりしたなあ・・・
佐江ちゃんに言われた。
「優から聞いた。
ごめんな。俺、あんま由紀の事見てるようで見てなかった。
いつも由紀ってため込んでたよな。
気づかない彼氏でごめん。
気をつけるな」
そう言って、キスを長い時間した。