それから私の片思いは始まった・・・



今まで以上に一緒に居るのが緊張する。



2人きりの空間、嬉しいけどドキドキしていた。




先輩の中でも優子先輩と佐江先輩はすごく

話しやすい。

だからこそ、好きにはなりたくなかった。



ましてや、告白なんてできるわけない。

でも、この気持ちでずっと一緒に生活するのは

胸が苦しすぎる・・・



ボーイッシュで、かっこよくて、笑顔が素敵で

優しくて何でもできちゃう佐江先輩。



みんな好きになるのは普通なんだろうなって

思っちゃう。



あの、河西先輩も佐江先輩が好き

っていうのは見ていてわかる。




この気持ちをもったまま生活

するのなんか嫌。





数日して、私はこの気持ちをどうしたら

いいのかわからなくて、グラビアの仕事に行く

バスの中で優子先輩と陽菜先輩に相談していた。



優子「私も陽菜の事好きって思った時は

どうしようって思った。

ここの学校はカップル多いけど、それでも

自分でも違和感感じたし、同室だからなおさら

気持ち伝えて変な目でみられたら・・・とか思うと

言い出せないし・・・


私も半年は自分の気持ち抑えたんだけど

日に日に辛くなってきちゃって思いっ切って

気持ち伝えて、陽菜も最初は抵抗してたけど

今は仲良くしてるし、勇気出して良かったって思ってるよ!!


だから、ゆきりんも気持ちは絶対言った方がいいと思う。


私たちが協力するし、もし佐江に告白して良い結果じゃなかったと

しても、佐江はそういう風に軽蔑したり、嫌な目で見る子じゃないから

安心して。

絶対、サポートするから。」


優しいなって思ったし、みんな同じように悩んでるんだって

思った。



撮影を終えて、学校へ戻る。



授業は国語でなんかつまんなくて、ぼーと外を見ていた。

ちょうど、佐江先輩たち2年生が体育でサッカーをしていた。


佐江先輩、スポーツできるから活躍していて

かっこいい。。。



つい、ずっと見ていたから先生にみつかっっちゃって・・・


「柏木さん、外見てないで授業中だよ」

まゆゆと目が合って恥ずかしかった。


終わった後、「佐江先輩見てたんでしょ」

ってばれてた・・・



でも、今日見てて思った。

ちゃんと気持ちは伝えようって。

人生はじめての告白。

まだ、傷が深くならないうちなら自分の中でも

整理できるはずだからって。



私は、固く決心をしていた。