2年生になって、先輩という自覚が少しずつでてきて
去年まではいろいろ先輩に心配されたけど
佐江ちゃんや優子ちゃんにも「最近、しっかりしたね」
って言われるようになった。
それが、なんか嬉しかった。
今、GW明けの5月中旬。
生徒会の日で、優子ちゃんと一緒に生徒会室へ呼ばれた。
そこで、こんなことを言われた。
先生「この学校、同性なら恋愛OKって言ってますが、
都内で中高生で、同性に恋していますみたいな
子が集まる会があって、この学校で、催し物でしてほしいって
言われていて・・・
それが、演技することなの。
あなたたちもいるでしょ?
勇気が出ない女子に応援するって意味で、2人を推薦したから
やってほしい。」
えっ?って言う内容だった。
だって、優子ちゃんと人がいるホールで生まれたままの格好で
キスしたりいろいろ演技しろって言うんだもん・・・・
無理だよー。
お互い、彼女いるのに。
「お互いに、彼女いるから無理です」
って拒否したのに、頼んだよーって。
「台本は向こうから送られてきたから、あと2週間ちょっとだから
練習してね!!」
先生は出ていった。
お互い、無言になってしまう。
「佐江ちゃんに何て言おう。絶対、落ち込んじゃう。」
「私も、にゃんにゃんとただでさえあんま会えなくなったのに・・・
振られちゃったらどうしよう。」
「1日、ずっと先生に交渉してたけど、グラビアで優れてる人を
選んでほしいって。宮澤さんには私からも説明するから頑張って。」
拒否もできず、2人でさえちゃんに謝罪と報告をすることになった。
1通り流れを説明し・・
佐江ちゃんは、「これって結構やばい演技じゃん・・・
でも、そういうところから話来てたら、断れないよね。
もちろん、心友と彼女がそういうのを素直に頑張れとか
応援はまったくできないけど・・・。
当日は、絶対見に行かないけど頑張れとしか言えないや。
ごめん。」
佐江ちゃんなりに、決断してくれた言葉。
もちろん、やるなら佐江ちゃんとが良かったなとは思うけど、
頑張ることに決めた。
優子ちゃんも佐江の気持ちを持って、やるよって
言われたし・・・
優子ちゃんは、電話で説明したみたい。
何て言ったか?「生徒会長だから逆らえないよね。
まあ、悔しいけど明日寮行っちゃうからそれでいいよ。」って。
小嶋さんは結構信頼してるんだなって思った。
しかも、次の日学校に断わって本当に
久々に寮に来た。
夕方に来て、それから帰る様子ないみたいで
泊まったみたいだけどね・・・
台本読みを明日、授業最後の時間を休んで
行うことになった。
セリフがやばいから、緊張だなあー。
次からやばそうなので、限定にさせていただきます。