ここ最近の佐江ちゃん、あの日以来ずっと佐江ちゃんは
私のベットで一緒に寝てくれているんだけど、最近思ってることがある。
私が寝についたとこで、私のパジャマに手を入れ
下着付けないの知ってるからって胸触ってくるの。
でも、毎日ではたくたまに。
そういう時って多分、佐江ちゃんが寝れないのか、もしくは
小さい悩みでもあるのかと思った。
私自身の体調が良くない日はごめんって言っちゃう。
でも、特に普通の時は何も言わないというかスルーしてる。
しばらく触られるとさすがに恥ずかしいからどうしたの？って
聞いちゃう。
この日は私が眠かったから、どうしたの？って聞いた。
「そしたら、寝れないから落ち着くと思って」って言われた。
優しく佐江ちゃんの手を握り「何かあったの？」って聞いた。
「んー、大丈夫。なんか、落ち着きたかっただけ。
ごめんね、寝れないよね」
その後、佐江ちゃんは手を離してきたんだけど、たぶん
なんかあるんじゃないかと思った。
佐江ちゃんはその後、ちょいちょい体制を変えてるのが
感じたから、たぶん寝れてないと思った。
なぜだか、それがすぐに分かったんだ。
普通に学校の日、教室まで佐江ちゃんと行こうとしたら
3年の前田先輩が、佐江ちゃんの元に飛びついた。
「佐江、おはよー。」
「あー、あっちゃんおはよー。」
普通に仲いいのは知ってるけど、ここまでべったりしてるのは
始めてみたなあって思った。
そして、私といる彼女がいる前で、前田先輩が
佐江ちゃんの口にキスした。
えっ？って時が止まった。
今のは何だったんだろう？ってすぐに思った。
前田先輩は私に笑顔を見せただけで、佐江ちゃん連れて
そのまま教室行っちゃった。
えっ、どういうこと？
私はゆっくりと教室に向かう。
はーちゃんと優子先輩が後ろから来て、
「ゆきりん、おはよー」って。
でもね、ゆっくり歩きすぎて2人に
「大丈夫？具合悪いの？」って言われちゃった。
一応、話は言ったんだけど・・
「後で、佐江に聞いとくから元気出して」って
言われて、私ははーちゃんに支えられ、
授業を受けた。
でも、ずっと思ってるのは、
佐江ちゃん、拒否しなかったけど私の事
好きじゃないのかな？とかもう前田先輩に気持ちいっちゃったのかな？
とか、そう思うとたかみな先輩はどうなんだろう？とかいろいろ考えちゃって・・・
ろくに授業も聞けず、1日終わった。
佐江ちゃんになんか、会えずはーちゃんの部屋に。
秋元先輩がいて、私をしたんだ。
そしたら、「佐江、最近様子おかしいんだよね」
って先輩も言ってた。
帰ってきていると思われる優子先輩とまゆゆがいる
部屋に行くと、ちょうど佐江ちゃんと先輩がいた。
優子「ちょうど、話に行こうと思ってたんだよ。
あとは、佐江がちゃんと伝える番だよ。」
佐江ちゃんと部屋に戻る。
2人、沈黙のまま・・・
先に話してきたのは佐江ちゃんだった・・・
「朝、見たよね？
ちゃんと話すね・・・
あっちゃんとは先輩だけど、去年同じ部屋ってことも
あってすごく仲がいいんだけど・・・
佐江がゆきりんと付き合ったころから、たまに抱きつかれたり
泣いて来たり、普通の恋愛相談されたんだ。
佐江は、てっきりたかみなと付き合うって思ってたから
普通に相談してたんだけど、それなのに、ある日告白されて・・・
ちゃんと断ったんだけど、ちょいちょいまた最近、からんできて
悩んでたんだよね。
ゆきりんは、仕事増えててあまり会ってなかったときに
休み時間とかうちのクラス来ていたし・・・
で、今日いきなりこんなことされて・・・
本当に、誤解なんだ。
佐江は、ゆきりんしか見ていないから、でもごめん。
傷つけることして。」
私は、怒ることも泣くこともできず、ただうつむいて言った。
「なんで、でもキスした時にいやだって離さなかったの？
その気になってたからじゃないの？」
「違う。ただ、びっくりしただけ。ゆきりんに、このことは
言わなきゃって思ってたけど、本当にごめんなさい。」
佐江ちゃんは土下座してきた。
悔しいけど、なんか許せちゃう。
だって、あんま喧嘩したくもないし、もしこれで別れようとか
言われると私、１人ぼっちでおかしくなっちゃうから。
「もう、いいよ。
でも、先輩にはちゃんと私と付き合ってるからって言ってほしい。
知らなかった私もどうかとは思うけど、やっぱキスされてるの見るのは
かなり辛い。
友達でいる分には何も言うつもりはないけどさ・・。」
このままちゃんと和解した。
佐江ちゃんが、ちゃんと私の事好きって言ってくれたから
仲直りのキス。
こっちはいいんだけど、たかみな先輩にこの話
後で聞かれちゃって、たかみな先輩はかなり現在落ち込んでる期間
なんだけどね。。。