由紀は退院後すぐ学校に来れた。

でも、由紀やっぱ元気がなくて・・・。

だから、部活のない次の日、冴は放課後

由紀を冴の家に呼んだ。



そして、冴は言った。

「これから、由紀が不安になったこと全部吐き出してほしい。

小さなことでもいい。冴を疑ってるならそれでもいい。

由紀が不安になって、付き合うの嫌なんだよ。

冴も聞かれたことはちゃんと答えるし、隠し事もしてないから、」


由紀は優しく微笑んだ。

「私、冴に対しての不安は0ではないけど、それよりも

冴のファンがただ怖いの。

だって、私よりも冴の事知ってる。

特に、河西さんとか・・・。

本当にこのまま付き合っていいのかなって思うことが

最近多かったんだよね・・・。


ねえ、冴、私冴の彼女でいいのかな?」



1番気にしてたこと、ちゃんと聞いてみたかったんだ。



「冴は由紀じゃなかったら駄目なんだよ。

初めて好きになったのが由紀なんだ。

確かに、いろいろ言われてるのも聞いた。

不安にさせてる原因は冴だ。

でも、これだけは忘れないで。

1人で抱え込まないでほしい。

冴が1番の由紀の味方。」



そう言われて、私は冴が抱きしめてくれた腕の中で泣いたんだ。


そう言われるとすごく安心した。

冴は明日香ちゃんだったり、母親にも私の話しょちゅう

してるみたいで、私のことすごく心配してくれた。

明日香ちゃんにお礼言われたんだ。

「お兄ちゃんの初めての彼氏が由紀さんで良かったです。」って。


嬉しかったなあ。

部屋でね、普通に話してるときなんだけど、冴が後ろから急に

抱きしめてきたの。

初めての光景。だって、冴の手が私の服の中に入ってきたから・・・。


お腹から胸に近づいていく感じ。

正直ちょっと怖い。でも、いきなりじゃないよね?

冴に身を任せてみる。冴は私の下着の中に手が入ってきたんだ。

「恥ずかしい。」自然と出てしまった言葉。

冴は、「ちょっとだけいい?」って言われたんだ。


きっと、冴も男だし我慢してたよね?

そう思ったら私も大人にならなきゃなのかなって思って

少しだけ我慢することに。

「由紀の大きくてやわやかい。気持ちいいね。」

恥ずかしかったけど、初めて触れられた感じがした。

冴が私のこと大事にしてくれようとしてるんかな?って

思った時だったんだ。