高校を卒業して、1年がたった。
私と佐江ちゃんは、卒業後すぐに同居を始めた。
結構安いアパートだけど、別に一緒に居られればいいしね。
私は、アイドルとして日々レッスンし、劇場デビューも果たし
少し忙しい日々を送っていた。
家事もしたことなくて、佐江ちゃんに頼りっぱなし。
私の方が年上なのにね。
一方佐江ちゃんは、女優さんとしてレッスンを行っていることが多かった。
ご飯だけは、下手でも上手でも交代制にしていて、
今日は佐江ちゃんが作ってくれる番。
今日は、8時には帰れるよって朝、先に家を出て
ほんとに、夜8時ごろ帰っていたある日のことだった。
今、7月中旬、私も20歳の誕生日を迎えた。
今日は、服装が暑いからミニスカート履いて行った。
そしたら、家帰って佐江ちゃんはその私を見て怒った。
「由紀さ、そんな格好だと絶対パンツ見えてるでしょ?
かわいいんだから、変な人に狙われるんだからね。
こうやって」
ってって実践してくる。
佐江ちゃんは男のように嫉妬していた。
「ごめん、暑くて・・・。
気をつけるからごめんって。」
同居してから、佐江ちゃんは私の事を由紀って呼んでくる。
私は、まだ恥かしくて佐江って呼んだことはないけど。
でも、佐江ちゃん最近髪の毛伸ばして、大人の女性って
感じになってきたんだ。
もう、見た目少年っぽさはそんなにない。
唯一、見た目少年は胸だけ笑
そんなこと言ったら、佐江ちゃんに怒られちゃうけど。
佐江ちゃんは、いつも私の事をすごく心配してくれる。
本当に、父親みたいな感じ。
嫉妬もすごくするし。
服装でちょっとでも見せすぎると、かなり怒られる。
たまに、喧嘩もする。
私だって、佐江ちゃんは本当に誰にでもいい人だから
嫉妬もする。今でもね。
だって、よくいろんな人とご飯行ったりしてるし。
これから先、ずっと私たちは一緒かはわからない。
でも、それでも私たちは大切な人だよね?佐江ちゃん?
佐江「佐江は、由紀とずっと一緒に居るよ。好きだよ。」
由紀「私も佐江の事好き。」
私たちは永遠に「大切な人。」
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。