由紀side

誕生日も終わって、私もだいぶ
体調が回復した。


暇でのんびりお散歩しようと
外来の方に歩くと佐江ちゃんと
秋元さんが仲良く話してた。

2人の光景を見ると、佐江ちゃんに
無理させてるのかなって毎回思って
しまう。



その光景は、その次の日も
しばらくずっと光景を
見てしまった。


私の中で、けじめはつけた方が
いいと思い、夜佐江ちゃんが来るのを
待つ。
佐江ちゃんがしたい方を選ばすことが
私の幸せだと思うから。



佐江ちゃんは、どう思ってるのかな?

そして佐江ちゃんが部屋にきた。


「遅くなちゃったー。体調どう?」
「元気だよ。佐江ちゃんに
話があるんだけど!」

「何?」
佐江ちゃんは私の隣に座った。

「佐江ちゃんは、今私に隠し事
してない?気持ちの変化とか?」
「ないよー」
そう言ったけど、名前を出したら
顔が変わったように下を向いた。


「秋元さんの事、好きなんじゃないの?」


佐江ちゃんに言ったら、黙っちゃったー


やっぱそうなのかって思い
沈黙になる。

「でも、佐江、由紀しか付き合わないから」
そう言ったけど、佐江ちゃんの目をみれば
わかる。なんか迷ってる。

「私はね、佐江ちゃんがもし
私に対して無理して付き合ってるん
じゃないかなってたまに思って
しまう。
愛情をすごく感じるけど、
やっぱ不安。
無理しなくていいよ。」


私が言うと佐江ちゃんが泣き出した。

「正直言うとね、佐江どっちも
公平に好きだから選べないんだ。
最低だよね。
由紀の事を離したくないし、
だからと言って、才加も離したく
なくて・・」

涙をこぼし、懸命に思いを伝えて
くれたことが嬉しかった。
結局、佐江ちゃんは両方付き合う
ことにした。

どうなるかわからないけど
私はね離れないよ。