長男は本当に我が道を行く子だった

だから注意をしようと
怒られようと
罰を受けようとも
変わらなかった

言い聞かせてもダメ

自分の法則で生き
自分が納得しなければしない

だから夫が本気でキレる事が多かった

私でさえスイッチが分からずに
一方的に怒鳴られつつ
頭をフル回転させて
何に怒っているのか
考えなければならないのに

この子がそれを理解するのは
当然難しい事だった


4才位の時だったか

深夜いきなりキレ出した夫

今では誰の何に腹を立てていたのかすら
覚えていない
夫を除くメンバーは
記憶から消し去れない出来事が起きた


縄跳びを持ってきて
それで長男を叩くのだ

私はそれを察知した途端
長男を包み込んで抱いて庇った

怒鳴り声と
縄跳びの音

部屋をぐちゃぐちゃにしたまま
気がすんだのか
夫は去った


私は子供のケアと
掃除をした

記憶から無くなってと思った
だが子供達は今も覚えている


そして夫は覚えていない