続きです。
このシリーズの目次は下記の記事へ。
☆4 古宮八幡宮
香春岳の三ノ岳の麓にある。
福岡県田川郡香春町。
縁起書より。
一之御殿 豊比咩命
二ノ御殿 神功皇后
三ノ御殿 応神天皇
古宮八幡神社は平安時代にできた「延喜式」の「神名」に挙げられている豊比咩命神社の末社であり、その最初の鎮座地は香春三ノ岳の麓、阿曽隈という所である。
創祀は元明天皇和銅二年(七〇九)今より実に壱千壱百八拾余年の古社である。
香春岳三山に祀られる神々は式内社豊前国座のうち三座で、その一ノ岳に鎮まる香春神社の神は辛国息長大姫大自命で「豊前国風土記」に新羅の神が渡ってきて住み着いたとある。
三ノ岳の古宮八幡神社は豊比咩を祀り養老四年(七二〇)宇佐八幡社の神託で三ノ岳の銅を掘って長光氏が鋳造した神鏡を宇佐宮放生会に奉納した縁で貞観元年(八五九)応神天皇、神功皇后を勧請して八幡神社の呼び名となる。
(以下、略)
拝殿
「豊前一之宮六座の内の三座なり」とは、香春神社にもあった。
では、ここに配祀されている応神天皇も高良神=饒速日になる。
彼は神功皇后の御子ではない。
神話の神はそのほとんどが彼ら二柱に集約されるのだから、親等はすべて創作になる。
(前回の繰り返しですが)
香春神社に豊姫の系図があった。
豊姫は、仲哀天皇の外祖母 住吉大明神の母にして 三ノ岳に鎮まり給う
しかし、高良の伝承では、豊姫は神功皇后の妹。
高良神(住吉)の后が神功皇后。
神話では豊姫(豊玉姫)は神武天皇の祖母となる。
神話の親等は、伝承での彼らの姿、神の名の由縁を意味するものなのだ。
例として、
神武天皇の祖母の豊玉姫の正体はサメ(鰐)だ。
天照はイザナギの目から生まれた。
親等を鵜呑みにしてることは、それを肯定してることになる。
では。
古宮神社の「ふる」とは、彼に繋がる。
( つづく )
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前回の記事追加しています。
忍骨命は天之忍穂穂耳命でした。
では、このように繋がります。
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「忍骨命は、天之忍穂穂耳命のこと。
英彦山では、先に大己貴神と宗像三神が降臨していたが、この神に譲っている。
神話の「譲る(名を変える)」は、名を変えられただけで、同神である。
大己貴神と宗像神のペアは、楯崎神社の伝承では、
「異類を共に退治していた」とある。
高良神と神功皇后なのだ。
神話の神はすべて、同神。
よって、親等は創作である。
(つづく)
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今更ながら始めました。
古代や神のこと、少しずつつぶやきます。
小分けなので分かりやすいかもです
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