福岡県筑紫野市山家の「砥上岳(とかみだけ)」
前回の砥上神社の駐車場に車を止めて、出発。
別の日に、76号線の車道から見た砥上岳。
奥の高い方のお山。
ここから10分ほど進むと分岐。
しばらく石畳みの道が続く。
この先に社があるか、古道として昔から使われていたことを示す。
濡れていて良く滑った。
目印にリボンが掛けてある。
あった。
ひづめ石。
皇后が騎乗された馬の蹄跡と伝えられている。
しかし、ここを馬に乗っては無理そう。
高良山や宝満山の馬蹄石と同じく、謂れのあるものはその山の御祭神や縁のあるもの(妻)を示す。
もしかすると両山との関わり、同神であることを示しているのかもしれない。
ずっと曇っていましたが、日が差し込んでいる場所があった。
ここが「みそぎの原(はる)」
神功皇后が禊をした場所だと伝えられている。
振り返って、左下に小さな沢が流れていた。
ここはほんとに禊をしたのかも。
そう思えるような、今でも静かで清浄な場所だった。
みそぎ原から少し行った場所にある「さやん神」
子孫繁栄の神様。
赤テープはしっかりありますが、福岡の低山ではほとんど人に会わない。
ここも1人会うか会わないか。
しっかり装備をしてください。
登山道から少し外れて。
「かぶと石」
神功皇后が新羅遠征の時にかぶった、と伝えられる。
ないない。
彼女とこのお山が縁があることを示す伝承だ。
頂上が見えた。
そこにあるのが武宮。
ご祭神は武甕槌(タケミカヅチ)神。
神功皇后が三韓征伐の前に、皇軍の武運を祈り、祀ったという宮。
神紋は現人神社や住吉神社と同じ三つ巴。
武甕槌命も饒速日命だった。
☆高良神=春日、鹿島(武御雷神)=饒速日命
砥上山は下の地図の「冷水峠」の峠の字の辺り。
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武宮の後ろに砥上岳の頂上の三角点がある。
標高497m。
砥上神社からここまで1時間ほど。
下山はここから北東の斜面を下りていく。
YAMAPのログです。
Gが スタート、ゴール地点。
砥上神社です。
砥上岳へ登り、北東方向へ下山。
途中でお宮に出会う。
*上のコースの他にも、短く行ける周回コースがあります。
迷いやすいとのことで山ナビ必須です。
(つづく)
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