宝満宮竈門神社
竈門神社の正式な名称。
最近は「鬼滅」ですっかり有名になった。

 

御祭神は 玉依姫命、神功皇后、応神天皇

一般に玉依姫命は神武天皇の母と言われているが、「玉依」は神の魂の依り代。
巫女の役目をする者の名称になる。
神功皇后もその一人。
 

竈門神社の名の由来は、お社の後ろに控える宝満山(竈門山)にある竈門岩。                                                  

九合目まで上がって、少し奥に入った場所にある。                         

 

                                              
「仙竈」と刻まれた大岩
三つの岩の内の一つに刻まれています。
 

                                                                                             

大岩が3つ立ち並んでいる様子が、昔の竈(かまど)のようだということで「竈門岩」
竈門山(宝満山)の名の由来。

神功皇后の出産の際、神がここで湯を沸かしたと伝えられる。  
水を汲んで産湯にしたという水場「益影の井」も側にある。


また、頂上付近には、サイカチ(再会)の木。
「彼女」が三韓征伐の前に植えられて、戻ってきたら再び会おうと誓ったそう。    

                                                            

キャンプセンターの側にあるサイカチ(再会)の木。
( 彼女が植えたという「そのもの」の木では無い)
 

宝満山(竈門山)は、山全体が「彼女」の伝承地であり、竈門神社は「彼ら」を祀っている。

 

頂上付近にある馬蹄石には、玉依姫と名乗る神が現れ、金剛神と姿を変え、九龍馬に乗り飛行したという伝承がある。
しかし、竈門山の由来は神功皇后らの伝承であり、
彼女も「玉依姫」と言われる者の一人であるならば、
それが彼女を指すものであると言える。

 

 

何度目かに登った時、月次祭が行われていた。

 

神功皇后には「鬼を退治した」という伝承がこちらにはあるのだ。

 

( つづく )