長野県の阿智村昼神。
昼神温泉や、最近では星の綺麗な場所として有名になった。

阿智神社
祭神は、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)

昼神、という地名の由来の一つは、この思金神が”天照神が岩戸にこもって世の中が暗闇になった時に、岩戸から天照を救い出し、再び光の世(昼)に戻した”ということから。
 

それを何かで知ってから、行きたくなった。

愛知にいたこの頃は、神社に行く為に車の免許と車を買って、あちこちの神社を巡っていた。
ここは気に入って何度も行っている。
 

昼神温泉郷を少し過ぎた場所にある奥宮は、水を湛えたダムのほとりにひっそりとあった。

初めて行った時は秋で、紅葉が見事だった。
社の前に、近年作ったと思われる石舞台があったのだ。

その脇に座り、それをぼおっと眺めていたら、一瞬、見えた。

しゃらんという鈴の音。

その人は水色の衣を纏い、軽やかに舞っていた。
ふんわり笑ってとても楽しそう。

・・・なぜか、アメノウズメだと感じた。
アメノウズメ命はここには祭られてないはず、と思いながらも、しばらくその場所にいた。

 

こういう神とかの存在は、自分の頭の中を通して映像が見えるそう。(人によるかも)
つまり、自分が想像してるということ?
それでも少し嬉しかった。

 

その後、北の道を迂回して岐阜に入った。
この山道で見た紅葉は、今まで見たことの無いほど見事なもの。
見渡す限りの山が、すべて色づいていた。


岐阜には、恵那山という山がある。
天照が生まれた時の胞衣(えな。胎児を包む胎盤や膜)が埋められているという伝説がある。

見に行きたかったが、その細い山道を1人で行くのはためらわれたので、近くの神社を参ってから帰った。
登山をがんがんやってる今なら入っていくのだけど。


この辺りの山には、ピラミッド型の岩に「ヒミカ」と古代文字で刻まれたペトログラフがあるそう。

これも見に行けず。
いつか見たいなぁ。
 


その後、再び阿智神社の奥宮に行った時に思った。
恵那山が真後ろに見える。
まるで守っているかのよう。