この喫茶店のすぐ近くに住んでいたのに一度も入ったことがなかった。

当時は毎日のように側を通りながら

「銀座」って、地方の店が東京の地名を店名につけるようなセンスだなあ〜とか、

「純喫茶」と、わざわざ「純」を付けるところが何だかあやし〜

などと思っていた。

自分の記憶によれば当時は「純」がついていた(多分、おそらく、責任持てません)。


2021.1.29

セルフサービスのカフェが主流となった今も昔ながらの喫茶店として存続していると知り、訪れてみたくなった。

長い月日が流れ、ついにドアの中に足を踏み入れる日が来た。
テーブルや椅子を含め、店内は古い感じだ。
ピカピカに改装なんかしていないところが良い。
平日の昼過ぎ、適度に賑わっている。

昭和の喫茶店といえばスパゲティナポリタン。
もちろんある。
もちろんオーダーした。
定番のようにタバスコと粉チーズが添えられて提供される。
あの頃のナポリタンの味は健在であった。

余談だが、自宅でナポリタンを作ろうとしてケチャップで味付けをしても、喫茶店の味にはならない。
だが、限りなく昭和の喫茶店のナポリタンを再現できる方法を発見した!
イオンのナポリタンソースでスパゲティと具材(ベーコンまたはソーセージ、ピーマン、タマネギ、缶詰のマッシュルーム)を炒める。
である。