クリスマスツリー出品の目的は不要品を、心痛めることなく処分することである。
手数料を引かれてマイナスにさえならなければOKというスタンス。
儲けようという意識もなくはないけど、いや、高く売れるに越したことはないけれど、実際に高く落札されると逆に心配になってしまうのだ。
落札者さん、後悔してるんじゃないか?とか、ちゃんと代金払ってくれるだろうか?とか。
やはり
「ネットオークションでこんなに安く買えたわ~」
とホクホクしてもらえるのが一番だ。

サンタ最初は失敗もした。
設定した送料が、足が出てしまい、落札者に請求するわけにもいかず持ち出しになってしまったことが何度か。
徐々に学習して、郵便や宅配便の種類や荷のサイズ、重さに対する料金には詳しくなった。
今なら郵便局の窓口で働けるかも?

バレンタイン出品に当たってはその商品の説明をしっかり書かなくてはならない。
テキトーなことを書いては後でクレームになるし、不明瞭だと入札を躊躇われる。

ある時ある物を出品しようとして知識の限界を越えたためネット検索したがまだ不安なので専門店に問い合わせた。
これで説明バッチリ!
その商品もほどなくして売れた。
めでたしめでたし、のはずが

落札額=問い合わせた時に発生した電話料金

と判明。
オマエは労力使って何やってんだか!!
という失敗もありました~。

トナカイオークションであるからには価格が競り上がっていくのが醍醐味なのだろう。
でも私の出品する物は身の回りのありふれた不要品なので、ほとんどが入札1で終わる。
だから回転寿司状態でなかなか売れなかった物が売れた時や、こんな物買ってくれるかな?なんていうような物が売れた時が醍醐味を味わう瞬間だ。

例えば石。
石といってもちょっと綺麗な、いつの間にか家にあった石。
瑪瑙のような石と水晶のような石だけど鑑定に出していたら大赤字なので「未鑑定」と説明文に書いたけど売れた。
写真を見ただけでわかる人にはわかるのかも知れない。

貝殻だって売れる。
どこか南の海で拾った綺麗な貝殻。
図鑑で調べても種類名称がわからないので鳥羽水族館に問い合わせた。
今度は電話代に気を付けながら。

まあ色んな物のコレクターがいて、需要があったと思うと嬉しい。

何かの電化製品に使われていたケーブルやアダプタ、プラグなんていう物も探している人はいるものでサッと売れてしまう。

クリスマスベル落札された商品の梱包や荷造り作業もまた楽しい。
新たな所有者となる人の元へヨメにやると思えば、無傷で到着するようしっかり梱包する。
梱包材にはリサイクル材を使用するのだが、これがまたもったいない病の身には効果的となる。

プレゼント出品するばかりではなく、落札も数回したことがある。
落札側の立場には不馴れというか疎いため、無難にショップからの即決がほとんどなのだが、一度だけ競り勝って落とした!
と思ったら失敗だった!
偽ブランド品だったのだ。
ヒトケタ安いことをオカシイと思わなければいけなかった。。。
その出品者は業者で、現在も普通に営業している。
調べたところ骨董品が専門のようで、海外ブランド品には明るくなかったため、持ち込まれた品を本物と判定して出していたのではないかと思われた。
だから恨まない。

これを機にブランド品の真贋の見分け方も知識を得た。
ブランドリサイクルショップで働けるかも?