あなたの宝物を抱きしめて。
7月6日の朝、蟹座新月を迎えました。
蟹座は、支配星が月。
そして、太陽シーズンも蟹座。
多産である蟹は、愛情深さを
表します。
この新月は、
誰のものでもないあなたの想いを
より深めてください。
そして、あなたの
「ある、持っている」を感じてください。
さて、明日、翌日は、七夕です。
「願う」ということについて
最近感じた事をシェアしたいと
思います。
新月の願い、七夕の願い、
「願い」って何でしょうか?
私の一考察です。
私にとって、「願い」を考える時、
「無い、不足している」が、
前提として
あったのではないだろうか、と
気づきがありました。
日々の生活でも、
「恐れ」から充足させる為の行動を
しているように感じました。
ひびが張ったコップにいくら
水を注ぎ込んでも、ただ流れ出ていくだけ。
心が満ち足りてこそ、
また次のステップに
行けるに違いありません。
「無い、不足している」の本性は
何でしょう?
教育や生育環境の中で、
その場に合う価値観や正しさや
成功の形を教えられるうちに、
私たちは、
心の内で感じていることを否定したり、
表に出さなくなってしまってきました。
生きている社会の価値観に
合わせよう、寄せようとするうちに、
自分自身の核が分からなくなってしまう。
社会的地位や経済的なこと、
他者からの承認ばかりに
目をむけていると、
目の前の些細な幸せにすら
喜びを感じなくなってしまいがちです。
願う前に今一度、
「満ちている自分自身」に
焦点を当ててみると、
どんなに自分が
恵まれた状況にあるのかに
感謝がわき、
元々持っている素質も顧みると、
自分を肯定的に捉えることも
出来るようになる様に思います。
ハワイのモロカイ島の一族、
「光の番人」に残るお話、
「光のボウル」の話を知りました。
言い伝えでは、私たちは全て、
完璧な光で満たされた
ボウルを持って生まれくる。
その気になれば光はさらに輝きを増し、
サメと泳いだり、
鳥と一緒に空を飛んだり、
どんなことも理解できるようになる。
ただ、嫉妬や怒りを持つようになると、
石ころをボウルに入れていくことになり、
やがて光は消え、しまいには、
その子は石になってしまう。
でも、石ころでいることが
嫌になったら、
いつでもボウルを
ひっくり返しさえすれば、
又、光を輝かせることができる。
「嫉妬や怒り」とまでは行かなくても、
日々のささやかな喜びを感じ、
そこに感謝を贈っていれば、
強く願わなくても、
自然のタイミングで佳き事が
巡ってくるような気がします。
小さな喜びを大切に積み重ねていくこと、
短時間で、効率よく願いを叶えるより、
自分の個性や想いを大切の育むこと、
を思い出す新月でありますように。
蟹座新月の香りは、
サンダルウッド🟰白檀。
日本ではよくお線香などに用いらますね。
神経の緊張と不安を和らげ、
気持ちを鎮静させます。
霊性に作用し、自分と繋がっていた
人々や過去世を思い出すことも
あるかもしれません。
心に平和をもたらし、
今、ここにいること、ある事を
自然に受け入れるのを助けます。