熊野古道
昨年、熊野にいる
夢を見ました。
体感したかったのは、
祈りの道。
2日目の熊野古道歩きは
雨降り。
時折強く降る中、足元に
気をつけながら、
休み休み歩きました。
歩いたのは、
大門坂から熊野那智大社→
那智山青渡寺→
三重の塔→飛瀧神社へ。
自分の心と向き合う時間。
今よりずっと険しい道を
先人が歩いたことを想い、
先人たちより、
ずっーと、楽な道を行く私たちは、
何事にも欲張りすぎている、と
感じ、
本当は、満ち足りているのに、
あれも欲しい、これも欲しいと
ない、ない、と、いつも思っている。
修験者たちは、孤独の中で
己の道を見出し、
揺るぎのない信念を
得るために
たった独りで山に分け入り、
歩いたのだと思いました。
神は深淵とした森の
あちらこちらにいるのです。
修験者が歩いた、祈りの道に、
今回1人きりで来る事に
なっていたのは、
必然でした。