ふっと気付くと 手紙を書いている
机の前に大きな字で
「「押売り停止」」と書いてある
うーん そうか 今のこの手紙
どっちなのだろう ・ ・
求められているから書くのか ・ ・
求められていないのに押し込み書きか ・ ・
手は止まる 残念だが どうやら
押売り ・ ・ 押付け ・ ・ だなー
残念だが 破り捨てる
手紙大好きじいさん
もちろん 頂くのは最高の嬉しさ
直筆封筒の表・裏 何度も見る
そうか ・ ・ 書いて下さった
姿が ・ ・ 指先が ・ ・ お気持が
手に取るように伝わり 心は温められる
お忙しい中 わざわざ時間さき 私に
語り掛けて下さったのだ
ジーンとした思いで本文拝読
伝わる 簡潔な文 いかにも彼らしい
伝わる 季節の匂い いかにも彼女
ありがとうと 押し頂き
ファイルへお泊り頂く
求められる気持は実に幸せである
あなたの気持に触れたい ・ ・ ああ
何と言う至福
年々 文際は狭まってゆく
年々 手書き文は消えてゆく
若い人達は 時代に乗って生きる生命
老いた人達 時代から下車しても
いいのではないか なるべく
自らの身体を動かし ・ ・ 生きたいものだ
痛み震える指先は お互い様さ