田舎に再々選挙が訪れた
朝から定刻 次から次
宣伝カーが巡回する
エンドレスに立候補者名を
連呼し続ける 名前の間に
”皆様の一票をよろしく
皆様の一票が頼りです
一生懸命働きます
なにとどなにとど なにとど”と
大ボリュームで騒音投げつけ廻る
危くて外仕事出来ない
何のゼスチャーも与えないのに
”お仕事 ごくろうさまです
わざわざの声援ありがとうございます”
と ツバとばされる
四年に一度 就活活動 もちろん
間違って当選するなら
四年間 雲隠れし 就業中
町民を完全に忘れ 姿は消える 多分
賛成 反対 に心入れずに参加
町運営仕事に従事しているつもりだろう
田畑は農薬散布で
小さな生命は絶滅してしまった
河水は農薬流入で
全ての生命は絶え果ててしまった
田舎にも 子供の遊べる空間はない
税金で建てた公民殿堂にも子供はいない
大ホール 真夏 水飲み場ない
子供達 帰宅するとスマホとか
一体全体 議員は普通血の通う人間か
選挙が終れば 静かさは戻るが
田舎には昔から住んでいた
虫もスズメ達も小魚も戻らない
町民の心も冷たく冷え切っている