RIVER KID 12 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

監督はブラシを下ろしてから言う。
「亀田君、どうしたんだ?
    やはり、夕食が当たったか?」

「夕食・・・ですか?」


カメラマン亀田は、大柄である。
そのどっしりとした体型はカメラを安定するのに役立っていた。

しかし、その体型を維持するための大食いを心配したのだ。

ここで監督は真実を告げるか悩んだ。

「君は人より多くアレを食べたろ?
     だから症状が一番に来たのだろう。
    薬が必要だな。
   下剤か、いや吐いて出したほうがよいのかもしれん。」

「え?え?え?
    夕食に毒キノコでも入ってたんですか?
    監督は大丈夫ですか?」
突き出た腹を擦りながら監督の腹を眺める亀田。

「毒じゃない。
   もっと、食ってはいけないものだ。

それは 

     それは

  ジンニクだ。」
監督は告げることにした。


「はぁーーー。
     いいじゃないですか。

   ニンニクくらい。」
息を吐く亀田。