「自爆だって。」
「必殺技って、馬跳びだけ?」
のんきに笑って見ている。
マシコ
「皆さん、逃げましょう。(汗)」
子供
「本気にしてるの?
ショーだよ?」
マシコ
「アタシは一番乗りだから、
見てしまったのよ。
・・・・大量の火薬を。」
大人
「う、あれはダイナマイトだ。」
「イカの背中にダイナマイトが。」
イカニモ
「そうなのよ。
ダイオウイカマイトっていうことで。」
観客はパニック。
出口に殺到するが、マシコが詰まって出られない。
明石
「どうする?」
赤飯
「え?こんなの初めて。」
黒久
「アンタら毎回CGだろ?
うちらの監督、本気で爆発させるよ。」
イカニモ
「もーイーカーい?」
桃香
「ダメダメダメ。」
観客
「ギャー、どけよデカいケツ。」
マシコ
「ドアが狭いのよ、フンッ!」
観客
「とにかくこの人を引っ張れ!」
「それ、
うんとこしょ、どっこいしょ。」
まだまだケツは抜けません。
桃香
「舞台裏のスタッフも逃げて。
ショーは終わりよ。
パイキングのテロなのよ!」
スタッフは糸を持ったままステージを降りた。
桃香はその糸を束ねて思い付いた。
「お客さん、これを引いて。」
観客
「え?今度は糸を?」
マシコを離す。
桃香
「そうよ。
パールちゃん、イカニモを持ち上げて!」
赤飯
「それはムリでしょ。
女の子だし。」
黄貝
「これだ!
桃香の買い取った野菜ジュース。
新発売の
コクドロ
リコピレッド!!」
その缶をパールに投げる。
パール
「ごく、ごくごく。
リコピンピンだぜっ!」
パールマッスルバージョンへ変身。
赤飯
「えー! 男っ!!」