V・S(12) | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ソファーでパンをかじっていると、部屋の中の会話が漏れる。

「どうですか?」
店員

「はい、大丈夫です。」
おじさん

「では、行ってらっしゃいませ。」
店員の声

「行ってきます。」
おじさん



え、どこへ?

お茶、いや魔法の液体入りの水筒を開ける手が止まる。

ツタまみれで小さな建物だったはず。
治療室の札(ふだ)のままの教室もそれほど広くないだろう。

パンをひと口

お茶をひと口

「ノー!
      アイム、ジャパニーズ!」
突然の大声!

ブーーーッ
お茶を噴いてしまった!

バッグからティッシュを出して床を拭く。

「OK、OK、ソーリー。」
声が漏れる。



どんな授業なんだろう?
思わず壁に張り付いて聞いていた。