UFO工場13 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

長い廊下は、カーペットからフローリング、大理石、など数メートルごとに材質が変わる。

そこにお掃除ロボットが一台。
掃除をしながら走っていた。

薄い円盤で、手書きで54号と書いてある。

「ここはテストコースなんだ。
   53号は長い毛足のじゅうたんが苦手でね。
 
  それの改良型だよ。」
社長は真っ直ぐ歩く。

お掃除ロボットはセンサーで察知して向きを変えた。

設計室に入ると四十代からお爺さんまで数名の社員がいて、マサキに挨拶をした。
「こんにちは。よく来たね。」

「こんにちは、おじゃまします。」
学校の挨拶のように大きく頭を下げた。

「オジサンばかりでしょ。
   ここのオジサンはね、機械を作るプロだよ。
  
こういうのを作りましょう と皆で考えて、
ここで設計図を書いて、隣りの工場で作って、何回もテストをして、ダメなところを直しているんだ。」
社長

「でもね、オジサンたちは新しいアイデアを出すのが苦手でね。」
お爺さん

「そこで君の出番だよ。
    こういうのがあったらいいなっていうのを教えて下さい。
   オジサンたちが作るから。」
社長

「えーー。
     とりあえず、アイデアが出るロボット。」
マサキ

「たしかに。 」
全員