UFO工場7 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ついに、お掃除ロボットは購入せず、店をあとにした2人。

「やっぱりね、考えたのよ。
   掃除機くらい使えるようになってもらわないとね。」
母はお手伝いをさせてこづかいを渡した方が良いと思った。

「うーん、こづかいっていくら?
    3DMのソフト買えるくらい?
   ラジコン買えるくらいもらえる?
ねー、ねー。」
子供

「ソフト?  ラジコン?

   あんたね・・・」
母はつないでいた手を振りほどく。

「何でもなーぃ、ウソでーす。」
子供はこづかい自体が無くなると察知した。

しかし、母は息子の目線にしゃがむと
「そんなものでいいの?」
と言った。

「え?買ってくれる   の?」
子供は目を輝かせる。

「掃除するの?しないの?」

「する、する、する。」
子犬みたいに何度もうなづく。

「そう、ありがとう。
   ソフトでも、ラジコンでも、なーんでも買えるわよ。

 一生懸命貯めればね。」
母は立ち上がり歩き出した。


「貯めれば?
        えーーーっ!」
子供は母を追って尻にパンチをする。

「いたーい、ハハハ。
     お掃除よーろしくぅー。」