UFO工場 4 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「サイキョウっていうんだ。
    やっぱり強いわけだ。」
息子

「サイキョウさんて、あそこの町工場も同じ名前ね。」
母親

「ご存知でしたか、そう、あそこの工場ですよ。」
斎藤

「じゃあさ、そこに電話してみない?
    デーモンキ売ってって。」
息子

「デーモンキじゃなくてデモ機だよ僕。」
高橋

「デーモンならカッコよかったのに。
     お前を浪人生にしてやろかー。ってやつ。」
息子

「蝋人形ね。」
斎藤

「旧型ならお取り寄せしますが。」
高橋

「やだ、これがいい。」
息子

「あんたね、掃除だけできればいいのよ。
   旧型でも、綺麗になれば。」
母親

「チッチッチッ。
    家電は日々進化しているんだよ。
    省エネとか、機能とか、デザインとか。
なんで古いの買うの?」
息子

「だ、か、ら。
    まだ、売ってないんだよ!」
母親

「そりゃそーだ。」
息子