鉄の園 13 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

クリスマスパーティーを実現するとなると、残された日にちは3週間。

「善は急げだね。」
市長は膝を叩いてから、立ち上り、ノリと握手した。

「お願いします。」
アキも、ルナも横にスライドして市長と握手した。
それも両手でニコリと笑顔を添えて。

「なんか、握手会ってやつみたいだね。」
市長

「また何かアイディアがあったら、電話して。」
そう言ってから公用車に乗り込む。

三人娘はお辞儀して、手を振った。

車が曲がるのを見届けると、三人で手を繋いで軽く飛び跳ねた。

「すごいタイミングじゃない。」
ルナ

「ノリ、持ってるねぇ。」
アキ

「そうかなぁ、アハ。
  でも実現したいよねぇ。クリパー」
ノリは駅舎を眺める。

「うん。最高のクリパーにしたい。」
ルナ

「それまでもってよ、駅舎さん。」
アキ

三人は駅舎の駅名看板に手を合わせて祈った。

その翌日には、
「トロセン クリスマスパーティー」
の会議が始まる。

特に反対意見も無く、実行委員会まで発足した。

実行委員会には、
タケモト氏
岡田氏
そして三人娘もキャンペーンガールの大役を預かった。