仮面トラッカーイダテン3-20 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

イダテンは身動きがとれず、布団の山の下敷きとなっていた。

「ヤツが死んだらパワースーツが戻ってくるぞ。
   これさえあれば、ゴーレムの世界征服に拍車がかかる。

   それに、この甲冑は重くて困る。
   今回は走り回っただけだから変身しなけりゃ良かった。」
シルバースターは甲冑を脱いだ。

「・・・・・・暑い。」
イダテン

「まだ生きてる。
   そろそろバッテリー切れじゃないか?
   生身に戻ったら1分と持つまい。」


イダテンのパワースーツにはバッテリー切れという弱点がある。
あと数分でパワースーツはブレスレットに収納されてしまうのだ。

そうなれば窒息よりも前に圧死が待っている。


「もーいーかい?」星

「まーだだよ」イダテン

「もーいーかい?」星

「まーだだね。」イダテン

≪充電シテクダサイ≫
バッテリー切れのアナウンスだ。

「もーダメだね?」星

「・・・そーかもね。」イダテン




「ボス!誰か来ます!」
グレーマン

「何?   
    警察か?  軍隊か?  」
星は窓から外を眺める。


≪ブシブシブシブシブシ≫
その窓枠に無数の弾が飛んできた。

「うわっ! 何だ何だ?
誰かが軽トラから機銃を撃ってきたぞ。  」
星は窓の下にかがむ。

コンテナエックスは
ドライアイスを原料にして氷の弾を連射できる機銃を荷台に乗せている。

「社長ー!助太刀に来ました。」
金髪兄さん