余命 24時間 48 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

荒俣はガラスで動きを見ていた。

「課長、失礼します。」

二つ折りのケータイを包丁に向ける。

≪カポッ≫

包丁の刃はケータイで真剣白羽取りされた。

「へ?」
犯人は一瞬の出来事に驚く。

荒俣はそのまま手首をひねると包丁をもぎ取った。
それを犯人の眉間に向ける。


「うわっ、やめろ。」
犯人は後退りした。
すると、床に散らばっていた柿の種で足を滑らせて仰向けにコケた。

≪ボコ≫
犯人は後頭部を激しく打って気を失う。


「あ、勝手に倒れた。」
荒俣

「こいつめ、玉子の恨み。」
おばさんは犯人を軽く蹴飛ばす。

「皆さん、もう大丈夫です。 
    安心して下さい。」
荒俣は乗客に向けて声をかけた。


「助かったのね。」
女子高生は抱き合って泣いた。


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