余命 24時間 16 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

みんな帰ってしまった。

独りでサービス残業だ。

始末書がすんなり仕上がった。
「なんかスラスラ言葉がでる。」

会議の報告書を見ながらミスの尻拭いをしているが段取りが良いのか早く終わった。

そして便箋を持って通用口へ。

守衛さんに誰もいないことを伝えて外に出た。
守衛のおじいさんが敬礼を返した。

「飲まなきゃやってられん。」

居酒屋で一杯。

カウンターから、隅っこの席に移動してチビチビやる。

酒が弱いのは安上がりで良い。

ただ異常にバクバクする心臓が恐ろしい。

千鳥足でお寺の石段を登った。

賽銭箱の前に転がり込んで、
遺書を書く。

恨み節はお便りのようだ。

「やっぱり筆ペンじゃねぇと‥は!」

前にも遺書を書いたことが?

タブレット端末で下書きをすることにした。

そのまま寝てしまい朝になる。



コンビニでコロッケパンを買って、トイレを借りた。

川まで歩いてパンをかじる。

靴を脱いで川に入ってみた。

リフレッシュできた。