モトロイドⅡ〔86〕ショック | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

萬田
「見てろ、本間の組長さんよ。
   人間の頭がスイカみてぇに真っ二つになるところを、」

刀の刃が隼人の額に近づく。

美和子
「やめてっ。お願いっ。
  その人は私を助ける為に来たの。
  組が欲しいならあげるわ。」

萬田
「バカな女だ。
   こんな馬の骨に組を差し出すだとっ!
  組員にだって生活ってもんもあるんだ。

  分かってねぇなっ!    」

隼人
「なんか、怒らせたみたいだけど。」

更に萬田に力がこもり、刃が髪の毛に触れる。



その時、SUVはエンジンが切れた。

雷輝
『おや?ガス欠か?』


隼人
「オッサン、息が臭いんだ  よっ!」
《ピッ》

警棒のグリップのボタンを押す。

萬田
《ジチチチチ》
「ながぁあわあわあわ!」
突然電気ショックを食らう。

隼人は刀を押し返し、萬田の肩と膝に警棒を打ち込む。

萬田
「うっ、だぉっ。」
道路に倒れる。

隼人
「もうちょい早くショックボタン押すんだった。
  ここだけパーマになってない?」
美和子に刀の触れた髪を見せる。

美和子
「ど、どういうことなの。」

隼人
「あ、これ。
   警棒にスタンガンが仕込んであるの。
   ほら、海洋戦隊オーシャンジャーの武器

   ショックバトン   と同じ。」

美和子
「クーカーのなんちゃら とか言う低俗小説なんか読まないから知らないわ。」

隼人
「低俗小説なことまで知ってる。
   それと、このプロテクターは関節の動きを素早くし、力を2倍にする装置なんだ。」

  これで刀をかわしていた。
  ちなみに隼人は片手で刀を受け止めていた。
  ショックボタンを使う為だ。