スーツ85 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

北極圏の本部上空。


真っ白な大地に1つの穴がある。

輸送機は垂直にその穴に降りて行く。


ナインは隣の席で失神しているセブンを見て笑う。


ブレイナーを生け捕りにして、クローン兵士に八つ裂きにさせる。
これが彼の任務であった。

基地に着陸。

ナインは操縦席を開けて集まったクローン兵士に手を振る。

クローンは歓喜の声を上げた。

「日本のブレイナーを片付けてきた。
一体は日本で八つ裂きに。
そして、もう一体は、
お前らにお土産だ!」
ナイン

「オーー!」
「早くブレイナーを。」
「ワクワクするぜ!」
クローン兵士が盛り上がっている。

後はこの人殺し集団にセブンを投げ込むだけだ。

振り返ったナイン。

≪ガコッ≫
セブンが立っていた。

そして、金属製の右手でナインをぶん殴る。

「ナインに化けたつもりか?
さすがにあの短時間ではソックスまで着替えられなかったようだな。」
セブン

  「気付いてやがったか。」
  ナイン(ニセセブン)

「まあな。」セブン

   「ナインとやらは、今頃丸裸で八つ裂きだ。
  イノシシのエサになっているかもな。」
ニセセブン


「チクショウ。
 お前だけは許せないな。」セブン


  「だったらどうする?」
  ニセセブン


「次は俺の打順だ。」
セブンはバットを構えた。