縄ばしごを外してハッチを閉める。
ナインは操縦席から工場を眺めた。
輸送機はオートパイロットで本部に帰るように設定した。
「これからどうするつもり?」ナイン
「あ、ああ。
本部を叩き潰すには作戦が必要だな。」
セブン
「少し休もう。北極圏の本部までまだ一時間はある。」
ナインも隣の操縦席に座った。
「そうだな。もうボロボロだ。」
操縦席で伸びをするセブン
そのまま30分経過。
会話も音楽も無い空間。
疲れのあまり寝てしまうセブン。
その頃、
ナインは静かに席を立ち、
セブンの操縦席のそばに。
シャツの背中をまくり、
すーっと
少年野球用の短めのバットを出した。
それを振り上げ、
寝息をたてるセブンの頭を狙う。