ナインの檻にセブンが来た。
「お、いいとこに来たな。
ダンガンを檻から出して、あいつらを
…あ?」
ナイン
「よ、お帰り」
≪バコ≫
セブンではなかった。
ニセセブンだ。
バットでナインの後頭部を一撃。
「ウッッ」
ナインは頭を押さえた。
クローン兵士が檻を囲んでいた。
その団体を掻き分けてウサギを持ったクローン兵士が前に出た。
顔や腕は蜂に刺され腫れている。
「お前たち説明しろ!
輸送機が2機ともここにいるのはなぜだ!
本部は日本の2体のブレイナーに200人も配置したのか?
本部の警備兵士は100人になってしまうぞ。」
「俺たちが仕止めたらすぐに戻る。
本部には100人の兵士が居るし、新しく200人の兵士もバーチャル訓練さえ終われば出荷可能だ。
問題は無い。」
先頭の兵士が語る。
「戻る? あれを見ろ。」
ウサギの兵士
その輸送機がホバリングしている。
工場に突っ込んだ輸送機は使えない。
ホバリングの輸送機はセブンが操縦席にいる。