68 定食屋 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

『冷蔵庫に入れた、鍵があるが密閉すると息ができないだろう。』

「そうだね。」

「あ。もう少し西の蕎麦屋の裏に
カブ(バイク)があった。
それを使えないかね?」
逃走中に確かに見た。

『カブ。これか。』
『使えます。
ドアをふさぎまし…た。
ん?』

「どうかしたか?」

『今、二階の窓が閉まったように見えた。』

「彼女たち、無事だったんだ。」高井

定食屋の裏口をゆっくり開け、中に声を掛ける。

フエさんとヨーコさんを呼んで安心させた。

二人は、かなり怯えながら階段を降りてきた。

ヨーコさんはナイフ、フエさんは包丁を握っていた。

『リーダー。
二人は無事です。』

「良かった、本当に良かった!」
高井さん

「ありがとう!」
二人に感謝した。