おばさんを駅に送り、家に帰ってきた。
「コフィ。
君は未来から来たのだから知ってるだろ?
プロジェクトに採用されたのは、モンスターマシーンかキュビアか、または他の重機や建設機械か。」
我が家には答えがあるのだ。
「それは、お楽しみにしたほうが良いのでは?」
「それもそうだなぁ。」
どうせ半年で決まるんだ。
「砂漠の緑化が成功したかだけ教えてよ?」
「はい。
2025年の電子マップです」
壁に画像を映し出したコフィ。
砂漠の真ん中に丸い街がある。
ズームアップすると中心に噴水のある公園がみえた。
そこから放射状に道路があり、カットされたピザのようだ。
カラフルな屋根の街が広がっている。
もっと画像をズームアップして欲しいが、パイプの画像が出てしまうため、おあずけをくらった。
「なぁコフィ。
直志さんは何故、コフィを研究しないのだろう?
コフィみたいなアンドロイドが夢なら色々知りたくなるだろ?」
「私ではなく、私みたいな
です。
真似ではなくオリジナルを研究するでしょうね。」
「そうか。
キュビアだって、他の企業は思いつかなかったんだものな。
千手観音みたいなアンドロイドができるかもね。」
なんて気持ち悪いけど。
「火星仕様ですね。」
「あるんかいっ。」